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23 November 2014

『アバウト・タイム』 - 感涙を流しつつ、UKの日常に浸る1本

先日友人に誘われて観てきた『アバウト・タイム~愛おしい時間について』。最初はよくあるロマコメ系かと思っていたのですが・・・映画館で観て良作に出逢ったとひさしぶりに感じた作品でした。

監督のリチャード・カーティスは、『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『フォー・ウェディング』などあまりに有名なUKラブコメを生み出してきた名脚本家。個人的にはこの3作品、嫌いではないけど世間が絶賛するほどのめりこまかったので、この映画も正直ちょっと甘すぎるかもと思っていました。
ですが、はっきり言ってこの映画はラブコメではないと思います。中心となるのは主人公ティムとその妻になるメアリのカップルですが、その2人を通して「人生」を問いかける、実直なヒューマンドラマです。実際、ティムのほぼ半生を観ることになるので、映画を観終わったあとは、何年も過ごしたようなほどよい重厚感がありました。
テーマはとってもストレートですが、そのアプローチの仕方はちょっと変わっています。というのも、主人公ティムは21歳を迎えると、父親から「うちの家系の男は全員タイムタラベルの能力がある」と告げられるから。SFの王道の「タイムトラベル」を設定に持ってきてしまうのが本当にユニーク。この設定が一体どうなって「家族愛」や「人生」を描く作品に活かされているのかは、ぜひ映画を観てみて下さい。

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、私はこの作品をちょっと違う視点から紹介したかったんです。
『ラブ・アクチュアリー』はUKの何気ない日常がぎゅっと詰まっている作品ですが、それは今作も同じ。画面からあふれ出る“The UK”な雰囲気に、(ストーリーとは関係なしに)始終にやにやしっぱなしでした。笑

まずは冒頭、ハウスパーティーのシーンがあるのですが流れている曲がとってもリアル。ハリウッド映画とかだと時代設定がない限り、最新のヒット・チューンを流すのが普通だと思いますが、ここでかかっていたのは、The Killersの「Mr. Brightside」。
 
この曲、イギリス人ほんっとに大好きです。笑 クラブや(特に学生の)パーティーでは9割方かかります。一晩で2~3回かかる時もあって、さすがにそれには驚きました。笑 実際この曲がかかるとみんな(特に男子)大合唱、クラブじゃなくてライブ会場にいるのかと思うくらい。以来私もこの曲を聴くと、留学中の色んなパーティーを思い出すのですが、このシーンでもなんだか懐かしくなりました。
ちなみにThe KillersはUSラスベガス出身のバンドですが、UKでこの「Mr.Brightside」が爆発的な人気になり、そこから世界に名が知れるようになっていきました。

それからこの映画で大好きなシーンがこれ。

ロンドン・チューブでのパフォーマンスは名物ですが、そのロンドンを象徴する「tube(地下鉄)」を通して人々の生活を切り取ることで、“UKらしさ”が溢れているとても可愛らしいシーンだと思いました。

俳優陣にも注目。ティム役の主演、ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は聞いたことない名前だなと思っていたのですが、、彼、ハリー・ポッターでビル・ウィーズリーを演じていた人でした!(写真左)(ちなみに、『アバウト・タイム』を観ている時は、赤毛でひょろっとしてちょっと頼りなさげな感じがロンっぽくて、UKにはこうゆう男子がいっぱいいるんだなと思っていました。そうしたらまさかのイケメン長男役だったとは。笑)そして、ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』ではコンスタンティン役でした(写真右)。役柄によって雰囲気ががらっと変わりますね。まさにカメレオン俳優です。今回のちょっとカッコ悪いけど素直なティム役はとてもキュートでした。
 
さらに、スター・ウォーズ エピソード7にキャスティングもされています。彼がどんな役を演じるのかとても気になりますね。それにしても、本当に最近英国の俳優陣は勢いがありますね~これからも楽しみです!

そしてティムの親友(兼悪友)役にとても見覚えのある人が。
Skins(UKの人気ティーンズドラマ)のAlo役だった、Will Merrick。

Skins出身者はイギリス系の映画では結構出ているのですが、ドラマが大好きだったので見かけるとすごく嬉しいですね。Skinsはすごくエモーショナルな作品で、出演していたティーン達の演技力も高かったので、それぞれ色んな作品に出てビックになっていってほしいなあと思います。

若手俳優が活躍する中、ビル・ナイが作品にもたらす安定感はさすがですね。主人公ティムの一風変わった、お茶目で包容力のある父親を演じているのですが、あんな父親素敵すぎます。この映画は、ティムと父親との親子ストーリーでもあるのですが、この2人の父と息子の関係性があたたかく、とても心に沁みました。

大切な人達と一緒に観て人生の意義を考えるのもよし、ロンドンやコーンウォールの風景を見ながらイギリスの日常生活に浸るのもよし、な一本です。

8 April 2014

キーラ・ナイトレイ×ハートウォーミング音楽映画 『Begin Again(原題)』公開が待ち遠しい!

まずはこのトレイラーをどうぞ。

Begin Again(原題)

キーラ・ナイトレイマーク・ラファロ主演最新作のミュージック・ロマコメで、7月4日US公開予定。(日本ではまだ公開未定ですが、ぜひとも劇場公開してほしい!)
もう長らくキーラのファンなので彼女の出ている映画は基本チェックしているのですが、この映画は撮影中の時からとても楽しみにしていました。先日ついにトレイラーが公開されて、その予告もまた良かったので(公開を楽しみにしつつ)早速紹介します。

レコード会社の重役Dan(マーク・ラファロ)は自堕落な生活ゆえについに解雇されてしまう。ロック歌手のDave(アダム・レヴィーン)と大学時代からの恋人で作曲パートナーのGretta(キーラ・ナイトレイ)は、新しいレーベル契約を機にニューヨークへやってくるが、名声を手にした彼から突然別れを告げられる。ギターを手にバーで独り弾き語る傷心のGretta。たまたまその場に居合わせたDanは、彼女のむき出しの才能にひらめきを感じる。かくして人生下向きがちだったふたりが、音楽を通じて“再スタート”を切る―。
あらすじはこんな感じです。

監督は、『ONCE ダブリンの街角で』(Once)のジョン・カーニーで、今回も音楽をテーマに人々の人生を描いていく作品のようです。
この『ONCE~』は無名の俳優陣と低予算で制作されたにもかかわらず、口コミで評判となり劇場数を増やしていきました。日本でも良作としてとても好まれていますね。劇中歌「Falling Slowly」は2007年度アカデミーの歌曲賞(Best Original Song)を受賞しています。

登場人物達の心情をひとつひとつ丁寧に映し撮っていて、その心の機微を絶妙に音楽が彩るんです。決して派手な起承転結があるわけではなく、本当になんでもない日常を切り取ったみたいなのですが、でもそのなんでもない日常のひとコマひとコマが、かけがえのない、大切な瞬間となってひとつのドラマになっていくんです。観終わった後は温かい気持ちになるとともに、大切なことを思い出してはっとさせられる作品です。
映画の紹介などではラブストーリーという謳い文句がついていますが、ロマンスというよりはヒューマンドラマだと思います。(ネタバレは避けますが、ロマンス要素を重要視して観ないほうが良いんじゃないかな。主人公の男女の関係性がまたこの映画の秀逸なところです。)
またダブリンというセッティングも良いですよね。訪れたことがあるのですが、実際にダブリンの街角でよく見る光景をそのままレンズに収めたといっても全然不思議じゃないくらい。街の息づかいが、この作品から感じられるんです。

Begin Againに話を戻すと、
今回は舞台もNYですし、キャストもナイトレイ、ラファロの他にマルーン5のアダム・レヴィーンや、シーロー・グリーンといった俳優もミュージシャンも名だたるメンバーです。そういった点では、音楽と人生という同じテーマを扱ってはいても、前作とは雰囲気がかなり違う印象を受けます。

ちなみに、撮影中は「Can a Song Save Your Life?」というタイトルでしたが、「Begin Again」に変更になったようです。タイトルとしてはありがちですが、シンプルで分かりやすくはあります。この変更ちょっと気になりますね。前作が良作のインディー映画だったこともあり、今回は大衆路線に行くのか、内容の出来はどうなのか、期待とちょっとした不安が寄せられているようです。

最後に、音楽とキーラ・ナイトレイの組み合わせを意外に感じるかもしれませんが、彼女は歌も歌えます。
本人はあまり自信がないようなので話題にあまりのぼりませんが、以前The Edge of Loveという作品では歌手役として、劇中ですでに歌を披露しています。

今回のトレーラーを見ても感じましたが、歌うとまた雰囲気が違いますよね。
The Edge of Loveで歌ったのは2シーンくらいだったので、今回はもっとじっくりキーラの歌声を聴けるのかな~と、それも楽しみのひとつです。

31 March 2014

Sumの推しmen! #2:ニコラス・ホルト

推しmen第2弾は期待の若手俳優、Nicholas Hoult。1989年生まれ、イングランドのバークシャー、ウォキンガム出身。
 
ヒュー・グラント主演の『アボウト・ア・ボーイ』(About a Boyの男の子として有名ですが、個人的には、イギリスの大人気ティーンズドラマSkinsのTony役としてのイメージが強いです。このドラマで、可愛らしい子役からイケメンに成長したことを知らしめただけでなく、確かな演技力も証明しました。


Skinsの成功で本国UKで若手俳優として台頭しますが、世界的には、デザイナーのトム・フォード初監督作品でコリン・ファース主演の『シングルマン』(A Single Manで再認識されるきっかけとなりました。

大学教授である主人公のクラスを受講している大学生役ですが、若さゆえの純真と色気をあわせ持つ繊細な美青年を見事に表現していました。ベテランのコリン・ファースとの競演でも霞むことなく、とても鮮烈な印象を与えています。ちなみにトム・フォードの広告モデルにも起用されているので、すっかりフォード氏を執心させたんでしょう。
『シングルマン』より。 ビューティフル・・・
その後、日本でも人気の高いマーベルの「X-MEN」シリーズの過去(いわゆるエピソードゼロ)を描いた作品『X-MEN:ファーストジェネレーション』(X-MEN: First Classのハンク・マッコイ/ビースト役で出演。続編の『X-MEN:フューチャー&パスト』(X-MEN: Days of Future Pastももうすぐ公開されますね。世界的人気シリーズに参加して箔がついただけでなく、ガールフレンドのジェニファー・ローレンスと出会うきっかけにもなったので、キャリアとプライベートの両方で大きな転機となった作品と言えるでしょう。

他にも、一つ前のポストでも紹介した『ジャックと天空の巨人』(Jack the Gigant Slayerやジョナサン・レヴィン監督作品『ウォーム・ボディーズ』(Warm Bodiesとここ1、2年で公開作が続いています。この『ウォーム・ボディーズ』、かなりオススメです。ゾンビと人間のラブコメディというなんとも斬新な設定ですが、笑えて泣けて、ロマンスの切なさもしっかり表現されている秀逸な作品です。ニック演じるゾンビRがとってもキュートです。ゾンビなのに!笑



『シングルマン』でも感じたことですが、彼はとても丁寧な演技をする俳優さんだと思います。『ウォーム・ボディーズ』でも、ゾンビから段々と人間らしくなっていく課程を、丁寧に瑞々しく演じています。

さっきもちらっと話しましたが、プライベートでは今やAmerica's sweetheart、JLawことジェニファー・ローレンスと交際中です。

一度破局しているものの、X-MEN続編撮影をきっかけに復活して、ゴールデン・グローブでは生中継で堂々とキスする様子が放映されたり、イギリスで2人で住む家を買ったという噂もあったりと順調な様子。JLawはあの通り自由奔放で天真爛漫な性格だし、ニックもしっかりしてそうで割と天然なところがあるので、見ていてとても微笑ましいカップルです。
(動画はJonathan Ross Showに出たときのニック。小さい頃はイルカになるのが夢だった、となかなかの不思議ちゃん発言をしています。笑)


子役で成功してもその後がなかなか残念なことになる人も多い中、彼は着実なキャリアを積んでいますね。現在も精力的に仕事をしていて制作中の作品がいくつかあるので、経験と知名度を増やしつつ、ゆくゆくはBAFTAやオスカーのノミネート作品に関わってほしい。その実力がある人だと思うので。これからも色々なところでニックを観れるのが楽しみです!

23 March 2014

Upcoming Topics: エレノア・トムリンソンはポスト・キーラ・ナイトレイ?

『ジャックと天空の巨人』(Jack the Giant Slayer)を観ていて気になったのが、プリンセス・イザベル役のEleanor Tomlinson。1992年5月19日生まれ、ロンドン出身の女優さんです。

もともとはニコラス・ホルトとユアン・マクレガー目当てで観たかった映画なのですが、イザベル役の子かわいいなーと思って観ていたら、彼女、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラの毎日』(Angus, Thongs and Perfect Snoggingの主人公の親友ジェス役の子でした。

ちなみにこの『ジョージア~』は“ブリジッド・ジョーンズ”の妹版と言われている原作の映画版で、今やすっかりセクシーになったアーロン・ジョンソン(今はアーロン・テイラー=ジョンソン)が主人公が憧れるイケメン君役。このジャニーズばりのキラキラオーラが出ていた彼が、まさかこの数年後に年の差婚して2児のパパになるとは・・・。(笑)

 
話をエレノアに戻して、『ジョージア~』の時も細身の長身・ブロンドで美人オーラが出てましたが、大人っぽくなってすっかり美女になっててびっくり。ちょっとミランダ・カーに似てますね。ミランダは少しファニーフェイスだけど、エレノアはもうちょっと正統派美女といった感じ。

『ジョージア~』は大学の講義中に講師の先生が見せてくれた映画で、その先生がエレノアは昔のキーラ・ナイトレイに似てる気がするから、これから有名になるかも、と言っていたのを思い出しました。
『ジョージア~』を撮ったのは『ベッカムに恋して』(Bend it Like Beckham)の監督で、“主人公のきれいな親友”という起用の仕方はたしかにそっくり。『ジャックと天空の巨人』のイザベルも、冒険を求める勝気なお姫様な役どころが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのエリザベスと似てますし、これは本当にポスト・キーラになるかもしれません。

ちなみに、他の作品ではティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland)にも出演していました。
Eleanor(左) 現実世界でAliceにいじわるな態度を取るFiona役
現在はUKのテレビドラマに何本か出演しているようです。映画の次回作は未定ですが、徐々に露出が増えてきているので、そのうちイギリス系の映画にひょこっと出てくるかもしれませんね。注目していきたいです。

16 March 2014

Sumの推しmen! #1:トム・ヒドルストン

この推しmen!コーナー、シリーズ化して行きたいと思います。(笑)
第一回目は『マイティー・ソー ダークワールド』(Thor: The Dark World)が記憶に新しい、Tom Hiddleston
 
いかにも気品漂う英国紳士といった雰囲気のトム。
ロンドンの貴族の家系に生まれ、名門イートン校出身・ケンブリッジ大学ペンブローク・カレッジを最優秀の成績で出た後、王立演劇学校を卒業するという、とんでもない経歴の持ち主。彼のノーブルさは折り紙つきですね。
約187cmの長身で地毛はブロンドです。
that smile:)

そんな彼を一躍有名にしたのが、『Thor』シリーズのロキ。もともとソー役でオーディションを受けていたけれど、ケネス・ブラナー監督の意向でロキ役に抜擢されたのは有名なエピソードですが、ケネス、さすがとしか言えない配役です。

私はアベンジャーズから入って、その時はどうしてロキがここまで人気なのか分からなかったけれど、Thor第一作を観て納得。まんまと(笑)トム演じるロキの魅力にはまり、トム・ヒドルストン自身にもすっかり夢中になった1人です。
インタビュー等でも語られていますが、トムが演じたことにより、ロキというキャラクターが深化されたんだと思います。単なるヴィランではなく、家族に対する愛憎だったり自分自身への葛藤だったり、そうしたロキの複雑さを見事に表現しました。だからこそここまでロキが愛されるようになったんでしょうね。

Lokiのイメージが強いですが、他にも色々な作品に出ています。
たとえばスピルバーグの『戦火の馬』(War Horse(カンバーバッチとも共演)やウディ・アレン作品『ミッド・ナイト・イン・パリ』(Midnight in Paris。最近公開された『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』(Only Lovers Left Aliveでは、ヴァンパイアを演じています。私もまだ観れていませんが、トムの繊細でセクシーな魅力が堪能できそう。
ちなみに私のオススメは『ミッドナイト・イン・パリ』のトム。なんとあのF・スコット・フィッツジェラルド役です。
トム演じるフィッツジェラルドが"Old Sport"と言うのがたまらない!

彼は相当踊れることでも有名。たびたび素晴らしいダンステクを披露してます。
文系なイメージがありますが、ケンブリッジ時代はラグビー選手だったそう。でも演技への情熱のために、ラグビーは諦めたとか。美男で文武両道なんて、神様は彼に色々と与えすぎ。

最後にクッキーモンスターと共演したキュートな動画をどうぞ!
トムが“セルフ・コントロール”のレッスンをしてくれます。
待った分おいしく感じるでしょ?となかなかSなことしてくれますね。でもクッキーモンスターと代わりたいと思った女子は多いはず。

ホビット 竜に奪われた王国 - ファンタジーの真骨頂を観る

観てきました、The Hobbitトリロジー第2弾。

やはりピーター・ジャクソンが撮るLOTRシリーズこそファンタジーの真骨頂だな、と再確認させる出来でした。
ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターシリーズが相次いで映画化され、当時は一躍ファンタジーブームとなったわけですが、そのブームに乗って量産されたその手の映画は正直どれも微妙で、結局生き残ったのは火付け役の前者2作品。というのも、やっぱり2つともファンタジー作品としてとても優れてたからだと思います。
LOTRシリーズは、J.R.R.トールキンの原作がファンタジーの原点と呼ばれるほど素晴らしい作品であることはもちろん、それを見事に完全映画化したピーター・ジャクソン監督と制作スタッフの手腕が成せる技です。物語の世界観に負けない壮大なスケールの、息を呑むロケはシリーズの重要な“役者”のひとりとも言えますね。

このシリーズの難点といえば1作品が長いことですが、約3時間あることを感じさせない素晴らしいテンポ感でした。
構成としてはLOTRトリロジーと非常に似ていますね。どちらも1作目は物語の始まりということで説明っぽいところもありましたが、今回は、アクション満載で複数の話が同時進行する『二つの塔』(The two towers)同様、ガンダルフは(またもや)別行動、オーケンシールズも残る者と進む者に分かれ、行く先々でおこる戦いは激しさを増し、そして終盤はあのスマウグ(竜)との対決です。
カンバーバッチとフリーマンのSHERLOCKコンビもみどころ。さすが息ぴったり。
前作は大勢のドワーフと1人のホビットだけだった物語も、今回はエルフと人間も加わり、ついにあの指輪と闇の勢力が邪悪な力を発揮しはじめます・・・
レゴラスの再登場はLoRファンには嬉しいところ。相変わらず麗しい。(私はアラゴルン派だけど笑)
監督いわくビルボ役はマーティン・フリーマンしか考えられなかったそうですが、ほんとにはまり役だと改めて実感。正直者でちょっとおとぼけていて、小さな体に大きな勇気を持つビルボをばっちり演じ切っています。さすがベテラン。
今回から登場する新キャラ、バルドは続編でキーマンとなりそう。人間族代表として頑張ってほしいです。映画オリジナルキャラクターのタウリエルは闘う芯の強い女性。レゴラス、キーリとの三角関係も気になるところ。それにしてもどっちを選んでも種族か身分の違いというハードルがあるなんて大変。。
紅一点、近衛隊長のタウリエル。凛としていて綺麗。
今回3Dで観賞したのですが、結論から言うと、3Dで観てよかった!
もともと私はあまり3Dって好きじゃなくて、当初なんでもかんでも3D上映することに疑問を感じていました。普段も基本2Dで観るタイプなのですが、今回は3Dの前評判も良く、せっかく大画面で観るのだからあのスケールを3Dで体験してみたい、と思って3Dに。
3Dの真髄は飛び出すことではなく奥行きだと思うのですが、この映画、まさにその奥行きがすばらしくリアルで、中つ国にすっかり入り込めます。年末に『ゼロ・グラビティ』をIMAXで観たとき、映画もついにここまできたかと思いましたが、今回も同じような衝撃を受けました。
3D映画も最初の頃の物珍しさから技術の乱用といった乱暴さがなくなり、だいぶ環境が整ってきたんですね。これからは3Dで観るべきものは迷わず3Dで観賞することにします。

最後にエド・シーランの歌う主題歌「I See Fire」。故郷への想いを歌う、ギターカッティングの美しい曲です。

4 March 2014

Oscars 2014 red carpet

今年のオスカー、割と予想通りだったのではないでしょうか。『アメリカン・ハッスル』に関しては、ゴールデン・グローブであれだけ勢いがついていただけに、蓋を開けてみれば無冠というのが意外でした。でもそれ以外は全体的に納得感がありました。『ゼロ・グラビティ』は最多7部門、やっぱり強かった。

賞の感想はまた別記事で書くことにして、まずはレッドカーペットから。

今年は群を抜いてこのスタイルが好き!というのはなかったけれど、逆に甲乙つけがたかったです。悩んだ末に私のお気に入りドレッサーはこの3人。

Sandra Bullock in Alexander McQueen

このネイビーというか、ディープ・ブルーのカラーチョイスが素敵です。『Gravity』の宇宙を彷彿とさせる色だなあと思いました。
程よい光沢感も綺麗だし、イヤーカフとブレスレットだけというミニマルなアクセサリーが、サンドラの堂々として落ち着いたアティチュードを引き立てていると思います。若手がこれをやっちゃうと地味、で終わってしまう気がするけど、貫禄のある彼女ならではの上品な着こなしだと思います。

Emma Watson in Vera Wang

一見、地味かなとも思ったんですが、レッドのルージュと、それからなんといってもヘアスタイルがすごく素敵!エマはこうゆう大人っぽい着こなしが上手ですよね。まだ23歳なんだから、もっと若々しい感じでも良いのにとも思うけど、とにかくエレガントで素敵なので。
ヘアはこんな感じで、編みこんであってかわいい。前髪を少しゆるめに下ろしているのも良いです。

Jennifer Lawrence in Dior

そしてやっぱりJ-Lawかな。同い年の2人だけど、エマとは対照的ですね。J-Lawは若手らしいフレッシュでビビッドなレッドです。
ブロンドのオールバックヘアと相まって、華やかだけど潔い感じで、男前で(笑)勢いのある今のJ-Lawを象徴するようなスタイリングだと思います。


ケイト・ブランシェットのビジューなドレスも素敵だったし、ルピタ・ニョンゴのディズニープリンセスみたいなペイルブルーのドレスもロマンチックで迷ったんですけど。。。
この3人もたまたまそうですが、今年はマーメイドシルエットが多かった気がします。色はホワイトですね。私が選んだ3スタイルはカラフルだったけど。

メンズの方も選びたいんですけど、時間がないので今日はここまで。