3 November 2014

Gogglebox - “テレビを見る人たちを観る”究極のリアリティーショー?

最近のUKのテレビ事情はさっぱりだったのですが、この間たまたま「Gogglebox」という番組を見て、こんな番組があるんだ!と、とにかくびっくりしてしまいました。
というのもこの番組、テレビを見ている一般人をひたすら映すというもの。UK各地の様々な家庭(ファミリー、親友同士、ゲイカップル、老夫婦・・・などなど)で、それぞれが好き勝手なことを言いながらテレビ番組を見ている様子がランダムに流れます。あるのは必要最低限のナレーションのみ。

最初に番組内容を知ったときは正直、これってアリ?って思いました。絶対おもしろくないと思ったのですが、見てみたら、これが絶妙に面白い。笑 クセになるというか、後からじわじわくるというか・・・くだらないと思いつつ、つい見てしまうあの感じです。

ちなみに私がこれを見たきっかけは、セレブリティスペシャルと題して、ノエル・ギャラガー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベルの仲良し(笑)3人が、ロンドンのとある一室で自由にテレビを見る様子を、他の一般家庭の映像と一緒に流したもの。これがもう最高に面白かった。声を出して笑わずにはいられません。
英国のスーパースター達と一般家庭をまったく同じレベルで映し出していて、それに違和感を感じさせないところがすごい。完全なone of us感で、テレビを見る姿は誰も同じ、ということなんでしょう。

気になったので調べてみると、放送開始は2013年3月からですが、かなり人気番組のようで2014年11月現在すでにシリーズ4を放送中。2014年のBAFTA TV Award(英国アカデミーのテレビ賞)で賞を受賞するほど!こんな一見手抜き(笑)番組がここまで人気なんて、すごいというかなんというか。

これ、USのLaguna Beach/The Hillsに始まり、リアリティー・ショーものが世界的に人気になり、だいぶ下火になってきたとはいえ、まだくすぶっているような状況で、この番組はリアリティー・ショーの究極系というか、ここまで来たかという感じがしました。
これまでのリアリティーものは、本物っぽい作りものを見せて、半セレブの(作られた)日常を覗かせて親近感と憧れを助長させるのが主流でしたが、このGoggleboxは、テレビの前に鏡を置いて、「あなたはあなたを見ているんです」と言って開き直っている感じ。ここまでストーリー性皆無のテレビ番組は今までなかったのでは?しかもこれをウィークリーでやっているのがすごい。(とはいえ本当に好き勝手やっているのではなく、面白いところを絶妙にピックアップする編集のセンスを感じさせます。)

この斬新さでいつまで人気が持つのかは未知数ですが、そして毎週欠かさずみたい!とは思いませんが、テレビつけてやっていたらやっぱり見てしまうでしょうね。そんな不思議な魅力を持つGoggleboxに注目です。

22 June 2014

エド・シーラン2ndアルバム「X」 得意技の”かけ算”で魅せた進化

Ed Sheeranのニューアルバム「X」(読みは"multiply")、世界的には明日23日、日本では25日と発売が迫っていますが、これに先駆けて今週19日には、youtubeのオフィシャルチャンネルでニューアルバムから音源が次々とアップされています!→ Ed Sheeran on youtube
全曲はまだ聴けませんが、一足早めのプチ・プレヴューとして感想をざっとまとめます。

「Sing」が公開された時から、ニューアルバムに対する期待度が俄然上がりました。
まずは(本人にはあんまり似てないけど)ワイルドなマペット・エドがおちゃめなMVをどうぞ。

これ、結構衝撃をうけた人が多かったんじゃないでしょうか。
一番最初に音源を聞いたとき、この小気味良いファンキーさにすっかりexciteしちゃいました。

デビューで成功したアーティストにとっては、鬼門ともなりえるセカンドアルバムですが、エドがこの大事なセカンドに迎えたのが、あのPharrell Williams
ヒットソングに必ずファレルの影ありと言っても過言ではないほど(実際そうだったし)、昨年の活躍ぶりが記憶に新しい彼ですが、新譜「X」はやはりファレルの影響が大いに反映されている模様。R&B色が強くてラップも多いです。
とはいえ、エドがファレル色に染まっちゃった、とは思いません。アルバムのタイトル通り、エドとファレルの持ち味が掛け算(=multiply)されていると思います。


エドはもともとラップ好きで、ライヴでも交友のあるヒップホップアーティストを招いてよくステージを共にしているし、前のアルバムを出した時に「もっとラップを入れたい」と言っていたという話も聞きました。
今回のアルバムでその希望は叶えましたね。あるいは1stの時にすでに次の方向性をある程度見据えていたとしたら、ファレルとのコラボはグッドタイミングというか、必然だったんでしょう。


亡くなったお祖父さんに捧げられた「Afire Love」。別れを歌った歌詞をピアノの泣きメロが彩るとても美しい曲です。悲しみをこうして一つの作品として昇華できるのが、アーティストの凄いところですね。

ニューアルバムは前作より全体的に大人っぽい印象。日本のファン層を見ているとそうでもないけれど、本国UKの「エド・シーランのファン」というと、13歳からのティーン世代がメインだそうです!日本では大人も聴いてくれてて嬉しいと言っていたという話も聞いて、ちょっとびっくり。
そういうこともあってか、youtubeのコメントを見ているとUKファンは賛否両論気味?「Sing」系の曲調についていけないと言っているファンも結構います。新譜の中でも「One」のような、アコースティック+歌声というシンプルなThe エド・シーランな楽曲に票が集まっているようですが・・・。


すでにいくつか出ているメディアのレヴューでは総じて高評価のようです。個人的にもこのエドの"進化"はすごくワクワクするし、大いにアリなのですが。
日本が2日遅れなのが歯がゆいところですが、とにかく、発売が楽しみ。

6 May 2014

街のど真ん中でウォータースライド in Bristol

私が留学していたBristolという街のメインストリートに、5日の日曜日、ユニークなものが登場しました。

ブリストルは坂(それもめちゃくちゃ傾斜のきついものばかり)が多い街なのですが、それを利用して、なんとストリートごとウォータースライダーにしちゃいました

長さは90mほどで、この“街中ウォータースライド体験”への参加応募者数は約10万人(!)にものぼり、その中から選ばれたラッキーな約360人がウォータースライドを楽しんだそうです。

ブリストルの友人がfacebookでこの企画のことをポストしていたので、行われることは以前から知っていたのですが、各英メディアはもちろん、なんと今日日本のラジオでも話題にのぼっていたので、ちょっとびっくりしました。こうゆう形で自分が留学していた街が取り上げられるのってすごく嬉しいですね。

このウォータースライドが作られたパーク・ストリートという通りは、ブリストルの目抜き通り的な存在で、坂を上りきったところに大学の建物もあるので私もほぼ毎日通っていました。ただ、そんなメインの通りなのに傾斜がすごいんです。参考までに下の動画をどうぞ。
SkinsというUKの大人気ティーンズドラマ(ブリストルが舞台)のメインキャラの1人の登場シーンです。45秒過ぎたあたりからPark Streetを無茶なスケボーですべっています。
 
初めてこの通りを目にすると普通の人は驚きます。まあ、そのうち慣れちゃうんですけどね。(さらに強烈な坂も存在するので・・・笑)

ブリストルは、ヨーロッパ内では実は観光地としても有名で、UK国内においては最近でもBritain's best city to live in(イギリスの住みたい街No.1)に選ばれるなど人気の高い街なんです。
ただ、日本での知名度はほとんどといっていいほどありません。
というわけで、ブリストルの基本情報を少しご紹介します。
ブリストルはロンドンから西に電車で約2時間ほどいったところにある、南西部の港町です。イギリスの中でも温暖な気候で、UKで一番太陽が照る街と言われているとかいないとか。アートやミュージックといったカルチャーも盛んな街で、バンクシーマッシヴ・アタックはブリストル出身のアーティストです。
Park stにある一番有名なBanksyの作品
実際に住んでみた感想は、大きすぎず小さすぎず緑も水もある自然な豊かな街で、とても暮らしやすい場所でした。本当にアートが盛んな場所で、街を歩いているだけで大小関わらず様々なアートに遭遇しました。それが刺激的で、天気のいい日はただ街をぶらぶらして過ごしたりもしました。
そんな街なので、坂が多いことを逆手にとってウォータースライドにしちゃおう!というこの企画は、すごくブリストルらしいなあと思いました。こうゆうちょっとバカっぽいけど、斬新で面白いアートなヴァイブがブリストルには溢れているんです。

19 April 2014

コーチェラ 2014 Weekend One ファッション

先週末からCoachellaですね。インスタグラムのTLがコーチェラで埋め尽くされて、それを眺めながらいいな~とずっと思ってました。

ステージはもちろんのこと、毎年festival goersのファッションにも注目が集まります。というわけで先週のフェスティバル・スタイルをいくつかピックアップ!


エマ・ロバーツ
ふつうっぽいスタイルなんだけど、サングラスとバナナ?のTシャツが変わってて(ちょっとグロテスク)パンチが効いてる。洗いざらしっぽい髪も野外フェスにぴったり。エマはヘルシーなLAヤングスタイルが得意だけど、この日も肩の力の抜けた、カジュアルフェススタイルが彼女っぽくて良いです。


カーラ、ポピー・デルヴィーニュ姉妹とシエナ・ミラー
カーラはめちゃくちゃシンプル!彼女のプロポーションがあってこそのスタイルですね。一方姉のポピーは、いつものsophisticatedな雰囲気から一転、フェスらしくはっちゃけてるのが良いです。ド派手なサングラスとヘッドアクセ以外はオールブラックでまとめてモード感たっぷりなのがさすが。
シエナは白で統一して、得意のガーリー&ボヘミアンなスタイルですね。3者それぞれの特徴がよくあらわれてます。


ケイティ・ペリー
デザイナーのアレクサンダー・ワンとのツーショット。ケイティは3日間いろんなファッションを披露していましたが、これが一番好きかも。トレンドのスポーティーミックスで、透け感のあるメッシュ素材のトップスが今年っぽいですね。グリーンのNewヘアスタイルも服とよくマッチしてます。

セレブリティ以外でいいなと思ったのは、
  On the grounds of Coachella. 
こんな感じです。

もともとフェス・スタイルの定番ではあるけれど、トレンドのレース、トライバル柄が強いですね。
あとはミラーサングラス率が高かったです。オールブラック、オールホワイトもいつもより多い気がしました。

今週で一足早いコーチェラが終わって、それからもう少しすると本格的なフェス・シーズンが到来です。世界中で行われるパフォーマンスもファッションも楽しみです!

8 April 2014

キーラ・ナイトレイ×ハートウォーミング音楽映画 『Begin Again(原題)』公開が待ち遠しい!

まずはこのトレイラーをどうぞ。

Begin Again(原題)

キーラ・ナイトレイマーク・ラファロ主演最新作のミュージック・ロマコメで、7月4日US公開予定。(日本ではまだ公開未定ですが、ぜひとも劇場公開してほしい!)
もう長らくキーラのファンなので彼女の出ている映画は基本チェックしているのですが、この映画は撮影中の時からとても楽しみにしていました。先日ついにトレイラーが公開されて、その予告もまた良かったので(公開を楽しみにしつつ)早速紹介します。

レコード会社の重役Dan(マーク・ラファロ)は自堕落な生活ゆえについに解雇されてしまう。ロック歌手のDave(アダム・レヴィーン)と大学時代からの恋人で作曲パートナーのGretta(キーラ・ナイトレイ)は、新しいレーベル契約を機にニューヨークへやってくるが、名声を手にした彼から突然別れを告げられる。ギターを手にバーで独り弾き語る傷心のGretta。たまたまその場に居合わせたDanは、彼女のむき出しの才能にひらめきを感じる。かくして人生下向きがちだったふたりが、音楽を通じて“再スタート”を切る―。
あらすじはこんな感じです。

監督は、『ONCE ダブリンの街角で』(Once)のジョン・カーニーで、今回も音楽をテーマに人々の人生を描いていく作品のようです。
この『ONCE~』は無名の俳優陣と低予算で制作されたにもかかわらず、口コミで評判となり劇場数を増やしていきました。日本でも良作としてとても好まれていますね。劇中歌「Falling Slowly」は2007年度アカデミーの歌曲賞(Best Original Song)を受賞しています。

登場人物達の心情をひとつひとつ丁寧に映し撮っていて、その心の機微を絶妙に音楽が彩るんです。決して派手な起承転結があるわけではなく、本当になんでもない日常を切り取ったみたいなのですが、でもそのなんでもない日常のひとコマひとコマが、かけがえのない、大切な瞬間となってひとつのドラマになっていくんです。観終わった後は温かい気持ちになるとともに、大切なことを思い出してはっとさせられる作品です。
映画の紹介などではラブストーリーという謳い文句がついていますが、ロマンスというよりはヒューマンドラマだと思います。(ネタバレは避けますが、ロマンス要素を重要視して観ないほうが良いんじゃないかな。主人公の男女の関係性がまたこの映画の秀逸なところです。)
またダブリンというセッティングも良いですよね。訪れたことがあるのですが、実際にダブリンの街角でよく見る光景をそのままレンズに収めたといっても全然不思議じゃないくらい。街の息づかいが、この作品から感じられるんです。

Begin Againに話を戻すと、
今回は舞台もNYですし、キャストもナイトレイ、ラファロの他にマルーン5のアダム・レヴィーンや、シーロー・グリーンといった俳優もミュージシャンも名だたるメンバーです。そういった点では、音楽と人生という同じテーマを扱ってはいても、前作とは雰囲気がかなり違う印象を受けます。

ちなみに、撮影中は「Can a Song Save Your Life?」というタイトルでしたが、「Begin Again」に変更になったようです。タイトルとしてはありがちですが、シンプルで分かりやすくはあります。この変更ちょっと気になりますね。前作が良作のインディー映画だったこともあり、今回は大衆路線に行くのか、内容の出来はどうなのか、期待とちょっとした不安が寄せられているようです。

最後に、音楽とキーラ・ナイトレイの組み合わせを意外に感じるかもしれませんが、彼女は歌も歌えます。
本人はあまり自信がないようなので話題にあまりのぼりませんが、以前The Edge of Loveという作品では歌手役として、劇中ですでに歌を披露しています。

今回のトレーラーを見ても感じましたが、歌うとまた雰囲気が違いますよね。
The Edge of Loveで歌ったのは2シーンくらいだったので、今回はもっとじっくりキーラの歌声を聴けるのかな~と、それも楽しみのひとつです。