8 April 2014

キーラ・ナイトレイ×ハートウォーミング音楽映画 『Begin Again(原題)』公開が待ち遠しい!

まずはこのトレイラーをどうぞ。

Begin Again(原題)

キーラ・ナイトレイマーク・ラファロ主演最新作のミュージック・ロマコメで、7月4日US公開予定。(日本ではまだ公開未定ですが、ぜひとも劇場公開してほしい!)
もう長らくキーラのファンなので彼女の出ている映画は基本チェックしているのですが、この映画は撮影中の時からとても楽しみにしていました。先日ついにトレイラーが公開されて、その予告もまた良かったので(公開を楽しみにしつつ)早速紹介します。

レコード会社の重役Dan(マーク・ラファロ)は自堕落な生活ゆえについに解雇されてしまう。ロック歌手のDave(アダム・レヴィーン)と大学時代からの恋人で作曲パートナーのGretta(キーラ・ナイトレイ)は、新しいレーベル契約を機にニューヨークへやってくるが、名声を手にした彼から突然別れを告げられる。ギターを手にバーで独り弾き語る傷心のGretta。たまたまその場に居合わせたDanは、彼女のむき出しの才能にひらめきを感じる。かくして人生下向きがちだったふたりが、音楽を通じて“再スタート”を切る―。
あらすじはこんな感じです。

監督は、『ONCE ダブリンの街角で』(Once)のジョン・カーニーで、今回も音楽をテーマに人々の人生を描いていく作品のようです。
この『ONCE~』は無名の俳優陣と低予算で制作されたにもかかわらず、口コミで評判となり劇場数を増やしていきました。日本でも良作としてとても好まれていますね。劇中歌「Falling Slowly」は2007年度アカデミーの歌曲賞(Best Original Song)を受賞しています。

登場人物達の心情をひとつひとつ丁寧に映し撮っていて、その心の機微を絶妙に音楽が彩るんです。決して派手な起承転結があるわけではなく、本当になんでもない日常を切り取ったみたいなのですが、でもそのなんでもない日常のひとコマひとコマが、かけがえのない、大切な瞬間となってひとつのドラマになっていくんです。観終わった後は温かい気持ちになるとともに、大切なことを思い出してはっとさせられる作品です。
映画の紹介などではラブストーリーという謳い文句がついていますが、ロマンスというよりはヒューマンドラマだと思います。(ネタバレは避けますが、ロマンス要素を重要視して観ないほうが良いんじゃないかな。主人公の男女の関係性がまたこの映画の秀逸なところです。)
またダブリンというセッティングも良いですよね。訪れたことがあるのですが、実際にダブリンの街角でよく見る光景をそのままレンズに収めたといっても全然不思議じゃないくらい。街の息づかいが、この作品から感じられるんです。

Begin Againに話を戻すと、
今回は舞台もNYですし、キャストもナイトレイ、ラファロの他にマルーン5のアダム・レヴィーンや、シーロー・グリーンといった俳優もミュージシャンも名だたるメンバーです。そういった点では、音楽と人生という同じテーマを扱ってはいても、前作とは雰囲気がかなり違う印象を受けます。

ちなみに、撮影中は「Can a Song Save Your Life?」というタイトルでしたが、「Begin Again」に変更になったようです。タイトルとしてはありがちですが、シンプルで分かりやすくはあります。この変更ちょっと気になりますね。前作が良作のインディー映画だったこともあり、今回は大衆路線に行くのか、内容の出来はどうなのか、期待とちょっとした不安が寄せられているようです。

最後に、音楽とキーラ・ナイトレイの組み合わせを意外に感じるかもしれませんが、彼女は歌も歌えます。
本人はあまり自信がないようなので話題にあまりのぼりませんが、以前The Edge of Loveという作品では歌手役として、劇中ですでに歌を披露しています。

今回のトレーラーを見ても感じましたが、歌うとまた雰囲気が違いますよね。
The Edge of Loveで歌ったのは2シーンくらいだったので、今回はもっとじっくりキーラの歌声を聴けるのかな~と、それも楽しみのひとつです。

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