1 January 2015

ロンドンの年越し 今年は風物詩に変更点

あけましておめでとうございます。2015年ですね。

年越しといえばやっぱりこれでしょう、London New Year's Eve Fireworks.

ニューヨークのタイムズスクエアと並んで有名&人気のロンドンでのNYE。でも、今年は大きな変更点が。

今年から、Fireworks showはチケット制になりました。10ポンドで10万人分だそう。(ネットでは100ポンドで取引されたとの話も。)このニュースをはじめてBBCで見たときはちょっとびっくりしました。今まで誰でも観に行けたものが突然制限されてしまうわけですから。
花火を見に来る人が毎年増え続けて、安全性の問題の解決策としてこの「チケット制」が導入されたのですが、賛否両論です。そもそも約50万人(!)が来ると言われているイベントに10万人しか行けなくなってしまう、有料になったことによって格差が生まれる、などなど。
ロンドン市からは、チケットを持っていない人は家で観ましょうというお達しが出たそう。「パブでも(家の)快適なソファでも、チケットを持っていない人の絶景ポイントはBBC1(=TV)ですよ」とツイッターで呼びかけていました。

特に大きな事故も事件もなく、無事に終わったようですが、このチケット制はずっと続くのかどうか気になるところです。確かに大勢が詰め掛けるイベントだから、何かしら策が確かに必要なのだけど。
私が参加した時も、花火が終わった途端酔っ払って騒ぎ出す人もいたし、なにせ人が多いので帰るのに何時間も歩き続けなければならなかったし。ゴミもすごかったです。世界中から人が来るわけだから、大変ですよね。
でも個人的には、このチケット制、何年かでなくなるんじゃないかと思っていますが、どうなんでしょう。いずれにしろ、誰でも気軽に行けるイベントでなくなってしまったのは残念です。
ここは見に来る人たちのモラル向上と交通整備を頑張ってもらいたいところですが、なかなか難しい問題ですね・・・。

ソファに座ってハイヴィジョン映像で見るのも快適だけど、やっぱり直接見るのが最高に楽しい。目の前で繰り広げられる花火ショーは迫力満点で、比べ物にならないくらい綺麗です。

チケット制になって、参加のハードルが上がってしまったものの、ぜひ一度は行ってほしいイベントに変わりはありません。私もチャンスあればまた行きたいです。それまでに、チケットではない解決策が見つかれば良いのですが。