2 March 2014

「プライベート・ユートピア ここだけの場所」―東京駅ナカにあふれる、Britishな空気

初投稿でいきなり、なかなかコアな話ですが・・・

東京ステーションギャラリーにて開催されている、ブリティッシュ・カウンシル主催のイギリス現代アート展「プライベート・ユートピア ここだけの場所」に行ってきました。



私はふだん、実はあまり現代アート展には足を運ばないほう。留学中もルネッサンスやバロックなどのearly-modernの美術史を取っていたから、正直、現代アートにはあかるくありません。
でも、現在のUKアーティスト達の作品が、日本で一堂に会する機会はそうないことなので、これは逃しちゃだめだ!思って行ってきました。

一言で感想を言うとしたら、The Britishなパワーに溢れていてとっても刺激的。ひさしぶりにUKのリアルな魂を感じたというか。
イギリスに暮らしていれば現代の「アート」に出会わないというのはまず不可能だし、ロンドン/ブリストルのギャラリーをふらふらすることもあったので、あの英国独特のセンス(シニカルさ、スタイリッシュ、俯瞰的なアティチュード、ちょっとヘンテコででも思わずクスっと笑ってしまう・・・)を感じて、なんだかとても懐かしい気分になりました。ああ、この感じ!ってみててすごく楽しくなってきちゃった。(笑)

いつも日本で美術展を見てると、海外のミュージアムやギャラリーとは見せ方とはやっぱりなんか違うんだよなあと感じてしまうのだけど、今回は自分が東京にいることをすっかり忘れてしまうくらい、Britishな空気に溢れていて、どっぷり浸かれた。

Youtubeではブリティッシュカウンシルがこの企画展に関するムービーをたくさんアップされてるので、さらに楽しめます。
私はさっきまでこのギャラリートークをじっくりみてました。↓(1時間強あるけど聞き入っちゃう)


ちなみに、ブリティッシュカウンシルの公式(英語)では、Visual Artsというページがあってネット上で作品が見られます。プライベート・ユートピアのアーカイブがあるので予習&復習がしっかりできちゃいます。
私が気になった作品をいくつかピックアップ。
'GREEN + BLUE = CYAN by Anna Barriball
THE DEAD AND THE DYING by David Shrigley
EQUIVALENTS FOR MEGALITHS 1 by Toby Ziegler
METEORITE LANDS ON THE MILLENNIUM DOME by Cornelia Parker
WORK NO. 123 by Martin Creed
 などなど。とにかく刺激的な作品がいっぱいあって非常に面白かった。

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