今、日本でもアップルの感動的なクリスマスCMが流れていますが、イギリスの定番クリスマスコマーシャルといえば大手デパートJohn Lewis。いつも感動的で心温まる内容はクオリティが高く人気です。
毎年クリスマスが近づいてその年のCMが公開されると、UK国内では必ず話題にのぼります。今年も公開されると早速FacebookやTwitterシェアされてました。
今年はペンギン好きにはたまらない?内容です。キュートでほっこりしますね。
このCM、内容はもちろん、音楽も注目されます。というのも、毎年、豪華または新進気鋭のアーティストが名曲をカバーするので、アーティスト・楽曲ともに話題になり、使われた楽曲はこの時期必ずチャートインしてきます。
今年はTom OdellがJohn LennonのTrue Loveをカバー。
去年はLily AllenがKeaneのSomewhere We Only Know、その前の年は、Gabrielle AplinがFrankie Goes to HollywoodのThe Power of Loveをカバーし、この曲が全英シングルチャート1位となったことで,、彼女はその名を知られるようになりました。
そんな訳で、毎年John Lewisのクリスマスコマーシャルは目が離せません。
ちなみに。
John Lewisも素敵だったのですが、今年個人的に一番感動したのは、大手スーパーSainsbury'sのCM。
第一次世界大戦時、敵国同士であったドイツ軍とイギリス軍が、クリスマスの間だけ一時休戦し、共にサッカーを楽しんだ、「クリスマス休戦」の逸話をもとにしています。
今年はこのクリスマス休戦から100周年ということもあり、昨日、当時の戦地ベルギーで再現された写真も公開されました。
それでは残り少ないですが、have a very merry Christmas:)
25 December 2014
24 November 2014
SINGIN' IN THE RAIN - 世界一ハッピーな雨が降る場所
先日、シアターオーブでSingin' in the Rainを観てきました!

2012年にウェストエンドのパレスシアターでやっていたとき、(当時は留学中だったので)ロンドンに行くたびに観たくて観たくてたまらなかったのですが、結局観れず仕舞いで帰国してしまったので心残りに思っていたんです。
ですが、この秋に来日公演が決定。まさかアダム・クーパー主演、ロンドンキャストの公演が東京で観れるとは思いもしませんでした!来ると知った時は、今度こそ絶対観なきゃと思いましたね。
ということで、念願叶って観に行ってきました。
アダム・クーパーは、有名なダンサーですし、『ビリー・エリオット』も観ていましたが、そこまで詳しく知っている訳ではありませんでした。でもチャンスがあれば一度は生で彼のパフォーマンスを観てみたいと思っていたので、今回見ることができて本当にラッキー。
ダンスのことは詳しくはないので細かいことはわかりませんが、ダイナミックでしなやかな動きがとても美しかったです。そこは長年バレエをやってきた人だからなんでしょうね。

ミュージカルはやはり「歌」が一番のメインというイメージが強いですが、このSingin' in the Rainでは、「ダンス」がキャラクターやストーリーを物語っていると感じました。これはきっと、アダム・クーパーだからこそなのではと思います。もちろん、肝心の歌も文句なし。ソフトでのびやかな歌声が素敵でした。
このミュージカルの最大の見せ場であり特徴の、タイトルソングである「Singin' in the Rain」の水をバシャバシャしながら踊るシーン。
トン単位の水を使って、実際に舞台に雨を降らす演出が話題となりましたが・・・これは、あのミュージカルドラマ「Glee」からインスパイアされたのだとか。
私、Gleeがウェストエンド版のを参考にしたのだと思っていたので、ちょっとびっくりでした。でも考えてみたら、Gleeのシーズン2は2010年に放送されたので、ウェストエンドで公演される前でしたね。
このGlee版の、「Singin' in the Rain」とリアーナの「Umbrella」をマッシュアップしたパフォーマンスは、私も大好きで、当時初めてこのエピソードを見た時はカッコイイ!と圧倒されました。その後もGleeの中でもベスト3に入るパフォーマンスだと常々思っていたので、なんだか嬉しいです。
ちなみに、同じエピソード内でSingin' in the Rainが大好きなシュー先生(マシュー・モリソン)が、Make 'Em Laughもカバーしています。
ミュージカル版でも、アダム・クーパーが楽しそうにバシャバシャ水を飛ばしながら、のびのびと歌い踊ってくれました。前の方の席の人がとてもうらやましかったです。
カーテンコールでは大人数でこのナンバーを踊るのですが、その際もキャストが思いっきり水を跳ね飛ばしながら踊っていて本当に楽しそうでした。

とってもハッピーになれるミュージカルでした。2年越しの思いが叶って大満足です。

2012年にウェストエンドのパレスシアターでやっていたとき、(当時は留学中だったので)ロンドンに行くたびに観たくて観たくてたまらなかったのですが、結局観れず仕舞いで帰国してしまったので心残りに思っていたんです。
ですが、この秋に来日公演が決定。まさかアダム・クーパー主演、ロンドンキャストの公演が東京で観れるとは思いもしませんでした!来ると知った時は、今度こそ絶対観なきゃと思いましたね。
ということで、念願叶って観に行ってきました。
アダム・クーパーは、有名なダンサーですし、『ビリー・エリオット』も観ていましたが、そこまで詳しく知っている訳ではありませんでした。でもチャンスがあれば一度は生で彼のパフォーマンスを観てみたいと思っていたので、今回見ることができて本当にラッキー。
ダンスのことは詳しくはないので細かいことはわかりませんが、ダイナミックでしなやかな動きがとても美しかったです。そこは長年バレエをやってきた人だからなんでしょうね。

ミュージカルはやはり「歌」が一番のメインというイメージが強いですが、このSingin' in the Rainでは、「ダンス」がキャラクターやストーリーを物語っていると感じました。これはきっと、アダム・クーパーだからこそなのではと思います。もちろん、肝心の歌も文句なし。ソフトでのびやかな歌声が素敵でした。
このミュージカルの最大の見せ場であり特徴の、タイトルソングである「Singin' in the Rain」の水をバシャバシャしながら踊るシーン。
トン単位の水を使って、実際に舞台に雨を降らす演出が話題となりましたが・・・これは、あのミュージカルドラマ「Glee」からインスパイアされたのだとか。
私、Gleeがウェストエンド版のを参考にしたのだと思っていたので、ちょっとびっくりでした。でも考えてみたら、Gleeのシーズン2は2010年に放送されたので、ウェストエンドで公演される前でしたね。
このGlee版の、「Singin' in the Rain」とリアーナの「Umbrella」をマッシュアップしたパフォーマンスは、私も大好きで、当時初めてこのエピソードを見た時はカッコイイ!と圧倒されました。その後もGleeの中でもベスト3に入るパフォーマンスだと常々思っていたので、なんだか嬉しいです。
ちなみに、同じエピソード内でSingin' in the Rainが大好きなシュー先生(マシュー・モリソン)が、Make 'Em Laughもカバーしています。
ミュージカル版でも、アダム・クーパーが楽しそうにバシャバシャ水を飛ばしながら、のびのびと歌い踊ってくれました。前の方の席の人がとてもうらやましかったです。
カーテンコールでは大人数でこのナンバーを踊るのですが、その際もキャストが思いっきり水を跳ね飛ばしながら踊っていて本当に楽しそうでした。

とってもハッピーになれるミュージカルでした。2年越しの思いが叶って大満足です。
23 November 2014
『アバウト・タイム』 - 感涙を流しつつ、UKの日常に浸る1本
先日友人に誘われて観てきた『アバウト・タイム~愛おしい時間について』。最初はよくあるロマコメ系かと思っていたのですが・・・映画館で観て良作に出逢ったとひさしぶりに感じた作品でした。
監督のリチャード・カーティスは、『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『フォー・ウェディング』などあまりに有名なUKラブコメを生み出してきた名脚本家。個人的にはこの3作品、嫌いではないけど世間が絶賛するほどのめりこまかったので、この映画も正直ちょっと甘すぎるかもと思っていました。
ですが、はっきり言ってこの映画はラブコメではないと思います。中心となるのは主人公ティムとその妻になるメアリのカップルですが、その2人を通して「人生」を問いかける、実直なヒューマンドラマです。実際、ティムのほぼ半生を観ることになるので、映画を観終わったあとは、何年も過ごしたようなほどよい重厚感がありました。
テーマはとってもストレートですが、そのアプローチの仕方はちょっと変わっています。というのも、主人公ティムは21歳を迎えると、父親から「うちの家系の男は全員タイムタラベルの能力がある」と告げられるから。SFの王道の「タイムトラベル」を設定に持ってきてしまうのが本当にユニーク。この設定が一体どうなって「家族愛」や「人生」を描く作品に活かされているのかは、ぜひ映画を観てみて下さい。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、私はこの作品をちょっと違う視点から紹介したかったんです。
『ラブ・アクチュアリー』はUKの何気ない日常がぎゅっと詰まっている作品ですが、それは今作も同じ。画面からあふれ出る“The UK”な雰囲気に、(ストーリーとは関係なしに)始終にやにやしっぱなしでした。笑
まずは冒頭、ハウスパーティーのシーンがあるのですが流れている曲がとってもリアル。ハリウッド映画とかだと時代設定がない限り、最新のヒット・チューンを流すのが普通だと思いますが、ここでかかっていたのは、The Killersの「Mr. Brightside」。
この曲、イギリス人ほんっとに大好きです。笑 クラブや(特に学生の)パーティーでは9割方かかります。一晩で2~3回かかる時もあって、さすがにそれには驚きました。笑 実際この曲がかかるとみんな(特に男子)大合唱、クラブじゃなくてライブ会場にいるのかと思うくらい。以来私もこの曲を聴くと、留学中の色んなパーティーを思い出すのですが、このシーンでもなんだか懐かしくなりました。
ちなみにThe KillersはUSラスベガス出身のバンドですが、UKでこの「Mr.Brightside」が爆発的な人気になり、そこから世界に名が知れるようになっていきました。
それからこの映画で大好きなシーンがこれ。
ロンドン・チューブでのパフォーマンスは名物ですが、そのロンドンを象徴する「tube(地下鉄)」を通して人々の生活を切り取ることで、“UKらしさ”が溢れているとても可愛らしいシーンだと思いました。
俳優陣にも注目。ティム役の主演、ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は聞いたことない名前だなと思っていたのですが、、彼、ハリー・ポッターでビル・ウィーズリーを演じていた人でした!(写真左)(ちなみに、『アバウト・タイム』を観ている時は、赤毛でひょろっとしてちょっと頼りなさげな感じがロンっぽくて、UKにはこうゆう男子がいっぱいいるんだなと思っていました。そうしたらまさかのイケメン長男役だったとは。笑)そして、ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』ではコンスタンティン役でした(写真右)。役柄によって雰囲気ががらっと変わりますね。まさにカメレオン俳優です。今回のちょっとカッコ悪いけど素直なティム役はとてもキュートでした。

さらに、スター・ウォーズ エピソード7にキャスティングもされています。彼がどんな役を演じるのかとても気になりますね。それにしても、本当に最近英国の俳優陣は勢いがありますね~これからも楽しみです!
そしてティムの親友(兼悪友)役にとても見覚えのある人が。
Skins(UKの人気ティーンズドラマ)のAlo役だった、Will Merrick。

Skins出身者はイギリス系の映画では結構出ているのですが、ドラマが大好きだったので見かけるとすごく嬉しいですね。Skinsはすごくエモーショナルな作品で、出演していたティーン達の演技力も高かったので、それぞれ色んな作品に出てビックになっていってほしいなあと思います。
若手俳優が活躍する中、ビル・ナイが作品にもたらす安定感はさすがですね。主人公ティムの一風変わった、お茶目で包容力のある父親を演じているのですが、あんな父親素敵すぎます。この映画は、ティムと父親との親子ストーリーでもあるのですが、この2人の父と息子の関係性があたたかく、とても心に沁みました。
大切な人達と一緒に観て人生の意義を考えるのもよし、ロンドンやコーンウォールの風景を見ながらイギリスの日常生活に浸るのもよし、な一本です。

ですが、はっきり言ってこの映画はラブコメではないと思います。中心となるのは主人公ティムとその妻になるメアリのカップルですが、その2人を通して「人生」を問いかける、実直なヒューマンドラマです。実際、ティムのほぼ半生を観ることになるので、映画を観終わったあとは、何年も過ごしたようなほどよい重厚感がありました。
テーマはとってもストレートですが、そのアプローチの仕方はちょっと変わっています。というのも、主人公ティムは21歳を迎えると、父親から「うちの家系の男は全員タイムタラベルの能力がある」と告げられるから。SFの王道の「タイムトラベル」を設定に持ってきてしまうのが本当にユニーク。この設定が一体どうなって「家族愛」や「人生」を描く作品に活かされているのかは、ぜひ映画を観てみて下さい。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、私はこの作品をちょっと違う視点から紹介したかったんです。
『ラブ・アクチュアリー』はUKの何気ない日常がぎゅっと詰まっている作品ですが、それは今作も同じ。画面からあふれ出る“The UK”な雰囲気に、(ストーリーとは関係なしに)始終にやにやしっぱなしでした。笑
まずは冒頭、ハウスパーティーのシーンがあるのですが流れている曲がとってもリアル。ハリウッド映画とかだと時代設定がない限り、最新のヒット・チューンを流すのが普通だと思いますが、ここでかかっていたのは、The Killersの「Mr. Brightside」。
この曲、イギリス人ほんっとに大好きです。笑 クラブや(特に学生の)パーティーでは9割方かかります。一晩で2~3回かかる時もあって、さすがにそれには驚きました。笑 実際この曲がかかるとみんな(特に男子)大合唱、クラブじゃなくてライブ会場にいるのかと思うくらい。以来私もこの曲を聴くと、留学中の色んなパーティーを思い出すのですが、このシーンでもなんだか懐かしくなりました。
ちなみにThe KillersはUSラスベガス出身のバンドですが、UKでこの「Mr.Brightside」が爆発的な人気になり、そこから世界に名が知れるようになっていきました。
それからこの映画で大好きなシーンがこれ。
ロンドン・チューブでのパフォーマンスは名物ですが、そのロンドンを象徴する「tube(地下鉄)」を通して人々の生活を切り取ることで、“UKらしさ”が溢れているとても可愛らしいシーンだと思いました。
俳優陣にも注目。ティム役の主演、ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は聞いたことない名前だなと思っていたのですが、、彼、ハリー・ポッターでビル・ウィーズリーを演じていた人でした!(写真左)(ちなみに、『アバウト・タイム』を観ている時は、赤毛でひょろっとしてちょっと頼りなさげな感じがロンっぽくて、UKにはこうゆう男子がいっぱいいるんだなと思っていました。そうしたらまさかのイケメン長男役だったとは。笑)そして、ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』ではコンスタンティン役でした(写真右)。役柄によって雰囲気ががらっと変わりますね。まさにカメレオン俳優です。今回のちょっとカッコ悪いけど素直なティム役はとてもキュートでした。


さらに、スター・ウォーズ エピソード7にキャスティングもされています。彼がどんな役を演じるのかとても気になりますね。それにしても、本当に最近英国の俳優陣は勢いがありますね~これからも楽しみです!
そしてティムの親友(兼悪友)役にとても見覚えのある人が。
Skins(UKの人気ティーンズドラマ)のAlo役だった、Will Merrick。

Skins出身者はイギリス系の映画では結構出ているのですが、ドラマが大好きだったので見かけるとすごく嬉しいですね。Skinsはすごくエモーショナルな作品で、出演していたティーン達の演技力も高かったので、それぞれ色んな作品に出てビックになっていってほしいなあと思います。
若手俳優が活躍する中、ビル・ナイが作品にもたらす安定感はさすがですね。主人公ティムの一風変わった、お茶目で包容力のある父親を演じているのですが、あんな父親素敵すぎます。この映画は、ティムと父親との親子ストーリーでもあるのですが、この2人の父と息子の関係性があたたかく、とても心に沁みました。
大切な人達と一緒に観て人生の意義を考えるのもよし、ロンドンやコーンウォールの風景を見ながらイギリスの日常生活に浸るのもよし、な一本です。
3 November 2014
Gogglebox - “テレビを見る人たちを観る”究極のリアリティーショー?
最近のUKのテレビ事情はさっぱりだったのですが、この間たまたま「Gogglebox」という番組を見て、こんな番組があるんだ!と、とにかくびっくりしてしまいました。
というのもこの番組、テレビを見ている一般人をひたすら映すというもの。UK各地の様々な家庭(ファミリー、親友同士、ゲイカップル、老夫婦・・・などなど)で、それぞれが好き勝手なことを言いながらテレビ番組を見ている様子がランダムに流れます。あるのは必要最低限のナレーションのみ。
最初に番組内容を知ったときは正直、これってアリ?って思いました。絶対おもしろくないと思ったのですが、見てみたら、これが絶妙に面白い。笑 クセになるというか、後からじわじわくるというか・・・くだらないと思いつつ、つい見てしまうあの感じです。
ちなみに私がこれを見たきっかけは、セレブリティスペシャルと題して、ノエル・ギャラガー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベルの仲良し(笑)3人が、ロンドンのとある一室で自由にテレビを見る様子を、他の一般家庭の映像と一緒に流したもの。これがもう最高に面白かった。声を出して笑わずにはいられません。
英国のスーパースター達と一般家庭をまったく同じレベルで映し出していて、それに違和感を感じさせないところがすごい。完全なone of us感で、テレビを見る姿は誰も同じ、ということなんでしょう。
気になったので調べてみると、放送開始は2013年3月からですが、かなり人気番組のようで2014年11月現在すでにシリーズ4を放送中。2014年のBAFTA TV Award(英国アカデミーのテレビ賞)で賞を受賞するほど!こんな一見手抜き(笑)番組がここまで人気なんて、すごいというかなんというか。
これ、USのLaguna Beach/The Hillsに始まり、リアリティー・ショーものが世界的に人気になり、だいぶ下火になってきたとはいえ、まだくすぶっているような状況で、この番組はリアリティー・ショーの究極系というか、ここまで来たかという感じがしました。
これまでのリアリティーものは、本物っぽい作りものを見せて、半セレブの(作られた)日常を覗かせて親近感と憧れを助長させるのが主流でしたが、このGoggleboxは、テレビの前に鏡を置いて、「あなたはあなたを見ているんです」と言って開き直っている感じ。ここまでストーリー性皆無のテレビ番組は今までなかったのでは?しかもこれをウィークリーでやっているのがすごい。(とはいえ本当に好き勝手やっているのではなく、面白いところを絶妙にピックアップする編集のセンスを感じさせます。)
この斬新さでいつまで人気が持つのかは未知数ですが、そして毎週欠かさずみたい!とは思いませんが、テレビつけてやっていたらやっぱり見てしまうでしょうね。そんな不思議な魅力を持つGoggleboxに注目です。
というのもこの番組、テレビを見ている一般人をひたすら映すというもの。UK各地の様々な家庭(ファミリー、親友同士、ゲイカップル、老夫婦・・・などなど)で、それぞれが好き勝手なことを言いながらテレビ番組を見ている様子がランダムに流れます。あるのは必要最低限のナレーションのみ。
最初に番組内容を知ったときは正直、これってアリ?って思いました。絶対おもしろくないと思ったのですが、見てみたら、これが絶妙に面白い。笑 クセになるというか、後からじわじわくるというか・・・くだらないと思いつつ、つい見てしまうあの感じです。
ちなみに私がこれを見たきっかけは、セレブリティスペシャルと題して、ノエル・ギャラガー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベルの仲良し(笑)3人が、ロンドンのとある一室で自由にテレビを見る様子を、他の一般家庭の映像と一緒に流したもの。これがもう最高に面白かった。声を出して笑わずにはいられません。
英国のスーパースター達と一般家庭をまったく同じレベルで映し出していて、それに違和感を感じさせないところがすごい。完全なone of us感で、テレビを見る姿は誰も同じ、ということなんでしょう。
気になったので調べてみると、放送開始は2013年3月からですが、かなり人気番組のようで2014年11月現在すでにシリーズ4を放送中。2014年のBAFTA TV Award(英国アカデミーのテレビ賞)で賞を受賞するほど!こんな一見手抜き(笑)番組がここまで人気なんて、すごいというかなんというか。
これ、USのLaguna Beach/The Hillsに始まり、リアリティー・ショーものが世界的に人気になり、だいぶ下火になってきたとはいえ、まだくすぶっているような状況で、この番組はリアリティー・ショーの究極系というか、ここまで来たかという感じがしました。
これまでのリアリティーものは、本物っぽい作りものを見せて、半セレブの(作られた)日常を覗かせて親近感と憧れを助長させるのが主流でしたが、このGoggleboxは、テレビの前に鏡を置いて、「あなたはあなたを見ているんです」と言って開き直っている感じ。ここまでストーリー性皆無のテレビ番組は今までなかったのでは?しかもこれをウィークリーでやっているのがすごい。(とはいえ本当に好き勝手やっているのではなく、面白いところを絶妙にピックアップする編集のセンスを感じさせます。)
この斬新さでいつまで人気が持つのかは未知数ですが、そして毎週欠かさずみたい!とは思いませんが、テレビつけてやっていたらやっぱり見てしまうでしょうね。そんな不思議な魅力を持つGoggleboxに注目です。
22 June 2014
エド・シーラン2ndアルバム「X」 得意技の”かけ算”で魅せた進化
Ed Sheeranのニューアルバム「X」(読みは"multiply")、世界的には明日23日、日本では25日と発売が迫っていますが、これに先駆けて今週19日には、youtubeのオフィシャルチャンネルでニューアルバムから音源が次々とアップされています!→ Ed Sheeran on youtube
全曲はまだ聴けませんが、一足早めのプチ・プレヴューとして感想をざっとまとめます。
「Sing」が公開された時から、ニューアルバムに対する期待度が俄然上がりました。
まずは(本人にはあんまり似てないけど)ワイルドなマペット・エドがおちゃめなMVをどうぞ。
これ、結構衝撃をうけた人が多かったんじゃないでしょうか。
一番最初に音源を聞いたとき、この小気味良いファンキーさにすっかりexciteしちゃいました。
デビューで成功したアーティストにとっては、鬼門ともなりえるセカンドアルバムですが、エドがこの大事なセカンドに迎えたのが、あのPharrell Williams。
ヒットソングに必ずファレルの影ありと言っても過言ではないほど(実際そうだったし)、昨年の活躍ぶりが記憶に新しい彼ですが、新譜「X」はやはりファレルの影響が大いに反映されている模様。R&B色が強くてラップも多いです。
とはいえ、エドがファレル色に染まっちゃった、とは思いません。アルバムのタイトル通り、エドとファレルの持ち味が掛け算(=multiply)されていると思います。
エドはもともとラップ好きで、ライヴでも交友のあるヒップホップアーティストを招いてよくステージを共にしているし、前のアルバムを出した時に「もっとラップを入れたい」と言っていたという話も聞きました。
今回のアルバムでその希望は叶えましたね。あるいは1stの時にすでに次の方向性をある程度見据えていたとしたら、ファレルとのコラボはグッドタイミングというか、必然だったんでしょう。
亡くなったお祖父さんに捧げられた「Afire Love」。別れを歌った歌詞をピアノの泣きメロが彩るとても美しい曲です。悲しみをこうして一つの作品として昇華できるのが、アーティストの凄いところですね。
ニューアルバムは前作より全体的に大人っぽい印象。日本のファン層を見ているとそうでもないけれど、本国UKの「エド・シーランのファン」というと、13歳からのティーン世代がメインだそうです!日本では大人も聴いてくれてて嬉しいと言っていたという話も聞いて、ちょっとびっくり。
そういうこともあってか、youtubeのコメントを見ているとUKファンは賛否両論気味?「Sing」系の曲調についていけないと言っているファンも結構います。新譜の中でも「One」のような、アコースティック+歌声というシンプルなThe エド・シーランな楽曲に票が集まっているようですが・・・。
すでにいくつか出ているメディアのレヴューでは総じて高評価のようです。個人的にもこのエドの"進化"はすごくワクワクするし、大いにアリなのですが。
日本が2日遅れなのが歯がゆいところですが、とにかく、発売が楽しみ。
全曲はまだ聴けませんが、一足早めのプチ・プレヴューとして感想をざっとまとめます。
「Sing」が公開された時から、ニューアルバムに対する期待度が俄然上がりました。
まずは(本人にはあんまり似てないけど)ワイルドなマペット・エドがおちゃめなMVをどうぞ。
これ、結構衝撃をうけた人が多かったんじゃないでしょうか。
一番最初に音源を聞いたとき、この小気味良いファンキーさにすっかりexciteしちゃいました。
デビューで成功したアーティストにとっては、鬼門ともなりえるセカンドアルバムですが、エドがこの大事なセカンドに迎えたのが、あのPharrell Williams。
ヒットソングに必ずファレルの影ありと言っても過言ではないほど(実際そうだったし)、昨年の活躍ぶりが記憶に新しい彼ですが、新譜「X」はやはりファレルの影響が大いに反映されている模様。R&B色が強くてラップも多いです。
とはいえ、エドがファレル色に染まっちゃった、とは思いません。アルバムのタイトル通り、エドとファレルの持ち味が掛け算(=multiply)されていると思います。
エドはもともとラップ好きで、ライヴでも交友のあるヒップホップアーティストを招いてよくステージを共にしているし、前のアルバムを出した時に「もっとラップを入れたい」と言っていたという話も聞きました。
今回のアルバムでその希望は叶えましたね。あるいは1stの時にすでに次の方向性をある程度見据えていたとしたら、ファレルとのコラボはグッドタイミングというか、必然だったんでしょう。
亡くなったお祖父さんに捧げられた「Afire Love」。別れを歌った歌詞をピアノの泣きメロが彩るとても美しい曲です。悲しみをこうして一つの作品として昇華できるのが、アーティストの凄いところですね。
そういうこともあってか、youtubeのコメントを見ているとUKファンは賛否両論気味?「Sing」系の曲調についていけないと言っているファンも結構います。新譜の中でも「One」のような、アコースティック+歌声というシンプルなThe エド・シーランな楽曲に票が集まっているようですが・・・。
すでにいくつか出ているメディアのレヴューでは総じて高評価のようです。個人的にもこのエドの"進化"はすごくワクワクするし、大いにアリなのですが。
日本が2日遅れなのが歯がゆいところですが、とにかく、発売が楽しみ。
6 May 2014
街のど真ん中でウォータースライド in Bristol
私が留学していたBristolという街のメインストリートに、5日の日曜日、ユニークなものが登場しました。

ブリストルは坂(それもめちゃくちゃ傾斜のきついものばかり)が多い街なのですが、それを利用して、なんとストリートごとウォータースライダーにしちゃいました。
長さは90mほどで、この“街中ウォータースライド体験”への参加応募者数は約10万人(!)にものぼり、その中から選ばれたラッキーな約360人がウォータースライドを楽しんだそうです。
ブリストルの友人がfacebookでこの企画のことをポストしていたので、行われることは以前から知っていたのですが、各英メディアはもちろん、なんと今日日本のラジオでも話題にのぼっていたので、ちょっとびっくりしました。こうゆう形で自分が留学していた街が取り上げられるのってすごく嬉しいですね。
このウォータースライドが作られたパーク・ストリートという通りは、ブリストルの目抜き通り的な存在で、坂を上りきったところに大学の建物もあるので私もほぼ毎日通っていました。ただ、そんなメインの通りなのに傾斜がすごいんです。参考までに下の動画をどうぞ。
SkinsというUKの大人気ティーンズドラマ(ブリストルが舞台)のメインキャラの1人の登場シーンです。45秒過ぎたあたりからPark Streetを無茶なスケボーですべっています。
初めてこの通りを目にすると普通の人は驚きます。まあ、そのうち慣れちゃうんですけどね。(さらに強烈な坂も存在するので・・・笑)
ブリストルは、ヨーロッパ内では実は観光地としても有名で、UK国内においては最近でもBritain's best city to live in(イギリスの住みたい街No.1)に選ばれるなど人気の高い街なんです。
ただ、日本での知名度はほとんどといっていいほどありません。
というわけで、ブリストルの基本情報を少しご紹介します。
ブリストルはロンドンから西に電車で約2時間ほどいったところにある、南西部の港町です。イギリスの中でも温暖な気候で、UKで一番太陽が照る街と言われているとかいないとか。アートやミュージックといったカルチャーも盛んな街で、バンクシーやマッシヴ・アタックはブリストル出身のアーティストです。
実際に住んでみた感想は、大きすぎず小さすぎず緑も水もある自然な豊かな街で、とても暮らしやすい場所でした。本当にアートが盛んな場所で、街を歩いているだけで大小関わらず様々なアートに遭遇しました。それが刺激的で、天気のいい日はただ街をぶらぶらして過ごしたりもしました。
そんな街なので、坂が多いことを逆手にとってウォータースライドにしちゃおう!というこの企画は、すごくブリストルらしいなあと思いました。こうゆうちょっとバカっぽいけど、斬新で面白いアートなヴァイブがブリストルには溢れているんです。

ブリストルは坂(それもめちゃくちゃ傾斜のきついものばかり)が多い街なのですが、それを利用して、なんとストリートごとウォータースライダーにしちゃいました。
長さは90mほどで、この“街中ウォータースライド体験”への参加応募者数は約10万人(!)にものぼり、その中から選ばれたラッキーな約360人がウォータースライドを楽しんだそうです。
ブリストルの友人がfacebookでこの企画のことをポストしていたので、行われることは以前から知っていたのですが、各英メディアはもちろん、なんと今日日本のラジオでも話題にのぼっていたので、ちょっとびっくりしました。こうゆう形で自分が留学していた街が取り上げられるのってすごく嬉しいですね。
このウォータースライドが作られたパーク・ストリートという通りは、ブリストルの目抜き通り的な存在で、坂を上りきったところに大学の建物もあるので私もほぼ毎日通っていました。ただ、そんなメインの通りなのに傾斜がすごいんです。参考までに下の動画をどうぞ。
SkinsというUKの大人気ティーンズドラマ(ブリストルが舞台)のメインキャラの1人の登場シーンです。45秒過ぎたあたりからPark Streetを無茶なスケボーですべっています。
初めてこの通りを目にすると普通の人は驚きます。まあ、そのうち慣れちゃうんですけどね。(さらに強烈な坂も存在するので・・・笑)
ブリストルは、ヨーロッパ内では実は観光地としても有名で、UK国内においては最近でもBritain's best city to live in(イギリスの住みたい街No.1)に選ばれるなど人気の高い街なんです。
ただ、日本での知名度はほとんどといっていいほどありません。
というわけで、ブリストルの基本情報を少しご紹介します。
ブリストルはロンドンから西に電車で約2時間ほどいったところにある、南西部の港町です。イギリスの中でも温暖な気候で、UKで一番太陽が照る街と言われているとかいないとか。アートやミュージックといったカルチャーも盛んな街で、バンクシーやマッシヴ・アタックはブリストル出身のアーティストです。
Park stにある一番有名なBanksyの作品 |
そんな街なので、坂が多いことを逆手にとってウォータースライドにしちゃおう!というこの企画は、すごくブリストルらしいなあと思いました。こうゆうちょっとバカっぽいけど、斬新で面白いアートなヴァイブがブリストルには溢れているんです。
19 April 2014
コーチェラ 2014 Weekend One ファッション
先週末からCoachellaですね。インスタグラムのTLがコーチェラで埋め尽くされて、それを眺めながらいいな~とずっと思ってました。
ステージはもちろんのこと、毎年festival goersのファッションにも注目が集まります。というわけで先週のフェスティバル・スタイルをいくつかピックアップ!

エマ・ロバーツ
ふつうっぽいスタイルなんだけど、サングラスとバナナ?のTシャツが変わってて(ちょっとグロテスク)パンチが効いてる。洗いざらしっぽい髪も野外フェスにぴったり。エマはヘルシーなLAヤングスタイルが得意だけど、この日も肩の力の抜けた、カジュアルフェススタイルが彼女っぽくて良いです。

カーラ、ポピー・デルヴィーニュ姉妹とシエナ・ミラー
カーラはめちゃくちゃシンプル!彼女のプロポーションがあってこそのスタイルですね。一方姉のポピーは、いつものsophisticatedな雰囲気から一転、フェスらしくはっちゃけてるのが良いです。ド派手なサングラスとヘッドアクセ以外はオールブラックでまとめてモード感たっぷりなのがさすが。
シエナは白で統一して、得意のガーリー&ボヘミアンなスタイルですね。3者それぞれの特徴がよくあらわれてます。

ケイティ・ペリー
デザイナーのアレクサンダー・ワンとのツーショット。ケイティは3日間いろんなファッションを披露していましたが、これが一番好きかも。トレンドのスポーティーミックスで、透け感のあるメッシュ素材のトップスが今年っぽいですね。グリーンのNewヘアスタイルも服とよくマッチしてます。
セレブリティ以外でいいなと思ったのは、

こんな感じです。
もともとフェス・スタイルの定番ではあるけれど、トレンドのレース、トライバル柄が強いですね。
あとはミラーサングラス率が高かったです。オールブラック、オールホワイトもいつもより多い気がしました。
今週で一足早いコーチェラが終わって、それからもう少しすると本格的なフェス・シーズンが到来です。世界中で行われるパフォーマンスもファッションも楽しみです!
ステージはもちろんのこと、毎年festival goersのファッションにも注目が集まります。というわけで先週のフェスティバル・スタイルをいくつかピックアップ!

エマ・ロバーツ
ふつうっぽいスタイルなんだけど、サングラスとバナナ?のTシャツが変わってて(ちょっとグロテスク)パンチが効いてる。洗いざらしっぽい髪も野外フェスにぴったり。エマはヘルシーなLAヤングスタイルが得意だけど、この日も肩の力の抜けた、カジュアルフェススタイルが彼女っぽくて良いです。

カーラ、ポピー・デルヴィーニュ姉妹とシエナ・ミラー
カーラはめちゃくちゃシンプル!彼女のプロポーションがあってこそのスタイルですね。一方姉のポピーは、いつものsophisticatedな雰囲気から一転、フェスらしくはっちゃけてるのが良いです。ド派手なサングラスとヘッドアクセ以外はオールブラックでまとめてモード感たっぷりなのがさすが。
シエナは白で統一して、得意のガーリー&ボヘミアンなスタイルですね。3者それぞれの特徴がよくあらわれてます。

ケイティ・ペリー
デザイナーのアレクサンダー・ワンとのツーショット。ケイティは3日間いろんなファッションを披露していましたが、これが一番好きかも。トレンドのスポーティーミックスで、透け感のあるメッシュ素材のトップスが今年っぽいですね。グリーンのNewヘアスタイルも服とよくマッチしてます。
セレブリティ以外でいいなと思ったのは、




こんな感じです。
もともとフェス・スタイルの定番ではあるけれど、トレンドのレース、トライバル柄が強いですね。
あとはミラーサングラス率が高かったです。オールブラック、オールホワイトもいつもより多い気がしました。
今週で一足早いコーチェラが終わって、それからもう少しすると本格的なフェス・シーズンが到来です。世界中で行われるパフォーマンスもファッションも楽しみです!
8 April 2014
キーラ・ナイトレイ×ハートウォーミング音楽映画 『Begin Again(原題)』公開が待ち遠しい!
まずはこのトレイラーをどうぞ。
Begin Again(原題)
キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ主演最新作のミュージック・ロマコメで、7月4日US公開予定。(日本ではまだ公開未定ですが、ぜひとも劇場公開してほしい!)
もう長らくキーラのファンなので彼女の出ている映画は基本チェックしているのですが、この映画は撮影中の時からとても楽しみにしていました。先日ついにトレイラーが公開されて、その予告もまた良かったので(公開を楽しみにしつつ)早速紹介します。
レコード会社の重役Dan(マーク・ラファロ)は自堕落な生活ゆえについに解雇されてしまう。ロック歌手のDave(アダム・レヴィーン)と大学時代からの恋人で作曲パートナーのGretta(キーラ・ナイトレイ)は、新しいレーベル契約を機にニューヨークへやってくるが、名声を手にした彼から突然別れを告げられる。ギターを手にバーで独り弾き語る傷心のGretta。たまたまその場に居合わせたDanは、彼女のむき出しの才能にひらめきを感じる。かくして人生下向きがちだったふたりが、音楽を通じて“再スタート”を切る―。
あらすじはこんな感じです。
監督は、『ONCE ダブリンの街角で』(Once)のジョン・カーニーで、今回も音楽をテーマに人々の人生を描いていく作品のようです。
この『ONCE~』は無名の俳優陣と低予算で制作されたにもかかわらず、口コミで評判となり劇場数を増やしていきました。日本でも良作としてとても好まれていますね。劇中歌「Falling Slowly」は2007年度アカデミーの歌曲賞(Best Original Song)を受賞しています。
登場人物達の心情をひとつひとつ丁寧に映し撮っていて、その心の機微を絶妙に音楽が彩るんです。決して派手な起承転結があるわけではなく、本当になんでもない日常を切り取ったみたいなのですが、でもそのなんでもない日常のひとコマひとコマが、かけがえのない、大切な瞬間となってひとつのドラマになっていくんです。観終わった後は温かい気持ちになるとともに、大切なことを思い出してはっとさせられる作品です。
映画の紹介などではラブストーリーという謳い文句がついていますが、ロマンスというよりはヒューマンドラマだと思います。(ネタバレは避けますが、ロマンス要素を重要視して観ないほうが良いんじゃないかな。主人公の男女の関係性がまたこの映画の秀逸なところです。)
またダブリンというセッティングも良いですよね。訪れたことがあるのですが、実際にダブリンの街角でよく見る光景をそのままレンズに収めたといっても全然不思議じゃないくらい。街の息づかいが、この作品から感じられるんです。
Begin Againに話を戻すと、
今回は舞台もNYですし、キャストもナイトレイ、ラファロの他にマルーン5のアダム・レヴィーンや、シーロー・グリーンといった俳優もミュージシャンも名だたるメンバーです。そういった点では、音楽と人生という同じテーマを扱ってはいても、前作とは雰囲気がかなり違う印象を受けます。

ちなみに、撮影中は「Can a Song Save Your Life?」というタイトルでしたが、「Begin Again」に変更になったようです。タイトルとしてはありがちですが、シンプルで分かりやすくはあります。この変更ちょっと気になりますね。前作が良作のインディー映画だったこともあり、今回は大衆路線に行くのか、内容の出来はどうなのか、期待とちょっとした不安が寄せられているようです。
最後に、音楽とキーラ・ナイトレイの組み合わせを意外に感じるかもしれませんが、彼女は歌も歌えます。
本人はあまり自信がないようなので話題にあまりのぼりませんが、以前The Edge of Loveという作品では歌手役として、劇中ですでに歌を披露しています。
今回のトレーラーを見ても感じましたが、歌うとまた雰囲気が違いますよね。
The Edge of Loveで歌ったのは2シーンくらいだったので、今回はもっとじっくりキーラの歌声を聴けるのかな~と、それも楽しみのひとつです。
Begin Again(原題)
キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ主演最新作のミュージック・ロマコメで、7月4日US公開予定。(日本ではまだ公開未定ですが、ぜひとも劇場公開してほしい!)
もう長らくキーラのファンなので彼女の出ている映画は基本チェックしているのですが、この映画は撮影中の時からとても楽しみにしていました。先日ついにトレイラーが公開されて、その予告もまた良かったので(公開を楽しみにしつつ)早速紹介します。
レコード会社の重役Dan(マーク・ラファロ)は自堕落な生活ゆえについに解雇されてしまう。ロック歌手のDave(アダム・レヴィーン)と大学時代からの恋人で作曲パートナーのGretta(キーラ・ナイトレイ)は、新しいレーベル契約を機にニューヨークへやってくるが、名声を手にした彼から突然別れを告げられる。ギターを手にバーで独り弾き語る傷心のGretta。たまたまその場に居合わせたDanは、彼女のむき出しの才能にひらめきを感じる。かくして人生下向きがちだったふたりが、音楽を通じて“再スタート”を切る―。
あらすじはこんな感じです。
監督は、『ONCE ダブリンの街角で』(Once)のジョン・カーニーで、今回も音楽をテーマに人々の人生を描いていく作品のようです。
この『ONCE~』は無名の俳優陣と低予算で制作されたにもかかわらず、口コミで評判となり劇場数を増やしていきました。日本でも良作としてとても好まれていますね。劇中歌「Falling Slowly」は2007年度アカデミーの歌曲賞(Best Original Song)を受賞しています。
登場人物達の心情をひとつひとつ丁寧に映し撮っていて、その心の機微を絶妙に音楽が彩るんです。決して派手な起承転結があるわけではなく、本当になんでもない日常を切り取ったみたいなのですが、でもそのなんでもない日常のひとコマひとコマが、かけがえのない、大切な瞬間となってひとつのドラマになっていくんです。観終わった後は温かい気持ちになるとともに、大切なことを思い出してはっとさせられる作品です。
映画の紹介などではラブストーリーという謳い文句がついていますが、ロマンスというよりはヒューマンドラマだと思います。(ネタバレは避けますが、ロマンス要素を重要視して観ないほうが良いんじゃないかな。主人公の男女の関係性がまたこの映画の秀逸なところです。)
またダブリンというセッティングも良いですよね。訪れたことがあるのですが、実際にダブリンの街角でよく見る光景をそのままレンズに収めたといっても全然不思議じゃないくらい。街の息づかいが、この作品から感じられるんです。
Begin Againに話を戻すと、
今回は舞台もNYですし、キャストもナイトレイ、ラファロの他にマルーン5のアダム・レヴィーンや、シーロー・グリーンといった俳優もミュージシャンも名だたるメンバーです。そういった点では、音楽と人生という同じテーマを扱ってはいても、前作とは雰囲気がかなり違う印象を受けます。

ちなみに、撮影中は「Can a Song Save Your Life?」というタイトルでしたが、「Begin Again」に変更になったようです。タイトルとしてはありがちですが、シンプルで分かりやすくはあります。この変更ちょっと気になりますね。前作が良作のインディー映画だったこともあり、今回は大衆路線に行くのか、内容の出来はどうなのか、期待とちょっとした不安が寄せられているようです。
最後に、音楽とキーラ・ナイトレイの組み合わせを意外に感じるかもしれませんが、彼女は歌も歌えます。
本人はあまり自信がないようなので話題にあまりのぼりませんが、以前The Edge of Loveという作品では歌手役として、劇中ですでに歌を披露しています。
今回のトレーラーを見ても感じましたが、歌うとまた雰囲気が違いますよね。
The Edge of Loveで歌ったのは2シーンくらいだったので、今回はもっとじっくりキーラの歌声を聴けるのかな~と、それも楽しみのひとつです。
31 March 2014
Sumの推しmen! #2:ニコラス・ホルト
推しmen第2弾は期待の若手俳優、Nicholas Hoult。1989年生まれ、イングランドのバークシャー、ウォキンガム出身。

ヒュー・グラント主演の『アボウト・ア・ボーイ』(About a Boy)の男の子として有名ですが、個人的には、イギリスの大人気ティーンズドラマ「Skins」のTony役としてのイメージが強いです。このドラマで、可愛らしい子役からイケメンに成長したことを知らしめただけでなく、確かな演技力も証明しました。

Skinsの成功で本国UKで若手俳優として台頭しますが、世界的には、デザイナーのトム・フォード初監督作品でコリン・ファース主演の『シングルマン』(A Single Man)で再認識されるきっかけとなりました。
大学教授である主人公のクラスを受講している大学生役ですが、若さゆえの純真と色気をあわせ持つ繊細な美青年を見事に表現していました。ベテランのコリン・ファースとの競演でも霞むことなく、とても鮮烈な印象を与えています。ちなみにトム・フォードの広告モデルにも起用されているので、すっかりフォード氏を執心させたんでしょう。
その後、日本でも人気の高いマーベルの「X-MEN」シリーズの過去(いわゆるエピソードゼロ)を描いた作品『X-MEN:ファーストジェネレーション』(X-MEN: First Class)のハンク・マッコイ/ビースト役で出演。続編の『X-MEN:フューチャー&パスト』(X-MEN: Days of Future Past)ももうすぐ公開されますね。世界的人気シリーズに参加して箔がついただけでなく、ガールフレンドのジェニファー・ローレンスと出会うきっかけにもなったので、キャリアとプライベートの両方で大きな転機となった作品と言えるでしょう。
他にも、一つ前のポストでも紹介した『ジャックと天空の巨人』(Jack the Gigant Slayer)やジョナサン・レヴィン監督作品『ウォーム・ボディーズ』(Warm Bodies)とここ1、2年で公開作が続いています。この『ウォーム・ボディーズ』、かなりオススメです。ゾンビと人間のラブコメディというなんとも斬新な設定ですが、笑えて泣けて、ロマンスの切なさもしっかり表現されている秀逸な作品です。ニック演じるゾンビRがとってもキュートです。ゾンビなのに!笑
『シングルマン』でも感じたことですが、彼はとても丁寧な演技をする俳優さんだと思います。『ウォーム・ボディーズ』でも、ゾンビから段々と人間らしくなっていく課程を、丁寧に瑞々しく演じています。
さっきもちらっと話しましたが、プライベートでは今やAmerica's sweetheart、JLawことジェニファー・ローレンスと交際中です。

一度破局しているものの、X-MEN続編撮影をきっかけに復活して、ゴールデン・グローブでは生中継で堂々とキスする様子が放映されたり、イギリスで2人で住む家を買ったという噂もあったりと順調な様子。JLawはあの通り自由奔放で天真爛漫な性格だし、ニックもしっかりしてそうで割と天然なところがあるので、見ていてとても微笑ましいカップルです。
(動画はJonathan Ross Showに出たときのニック。小さい頃はイルカになるのが夢だった、となかなかの不思議ちゃん発言をしています。笑)
子役で成功してもその後がなかなか残念なことになる人も多い中、彼は着実なキャリアを積んでいますね。現在も精力的に仕事をしていて制作中の作品がいくつかあるので、経験と知名度を増やしつつ、ゆくゆくはBAFTAやオスカーのノミネート作品に関わってほしい。その実力がある人だと思うので。これからも色々なところでニックを観れるのが楽しみです!


ヒュー・グラント主演の『アボウト・ア・ボーイ』(About a Boy)の男の子として有名ですが、個人的には、イギリスの大人気ティーンズドラマ「Skins」のTony役としてのイメージが強いです。このドラマで、可愛らしい子役からイケメンに成長したことを知らしめただけでなく、確かな演技力も証明しました。

Skinsの成功で本国UKで若手俳優として台頭しますが、世界的には、デザイナーのトム・フォード初監督作品でコリン・ファース主演の『シングルマン』(A Single Man)で再認識されるきっかけとなりました。
大学教授である主人公のクラスを受講している大学生役ですが、若さゆえの純真と色気をあわせ持つ繊細な美青年を見事に表現していました。ベテランのコリン・ファースとの競演でも霞むことなく、とても鮮烈な印象を与えています。ちなみにトム・フォードの広告モデルにも起用されているので、すっかりフォード氏を執心させたんでしょう。
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『シングルマン』より。 ビューティフル・・・ |
他にも、一つ前のポストでも紹介した『ジャックと天空の巨人』(Jack the Gigant Slayer)やジョナサン・レヴィン監督作品『ウォーム・ボディーズ』(Warm Bodies)とここ1、2年で公開作が続いています。この『ウォーム・ボディーズ』、かなりオススメです。ゾンビと人間のラブコメディというなんとも斬新な設定ですが、笑えて泣けて、ロマンスの切なさもしっかり表現されている秀逸な作品です。ニック演じるゾンビRがとってもキュートです。ゾンビなのに!笑
『シングルマン』でも感じたことですが、彼はとても丁寧な演技をする俳優さんだと思います。『ウォーム・ボディーズ』でも、ゾンビから段々と人間らしくなっていく課程を、丁寧に瑞々しく演じています。
さっきもちらっと話しましたが、プライベートでは今やAmerica's sweetheart、JLawことジェニファー・ローレンスと交際中です。

一度破局しているものの、X-MEN続編撮影をきっかけに復活して、ゴールデン・グローブでは生中継で堂々とキスする様子が放映されたり、イギリスで2人で住む家を買ったという噂もあったりと順調な様子。JLawはあの通り自由奔放で天真爛漫な性格だし、ニックもしっかりしてそうで割と天然なところがあるので、見ていてとても微笑ましいカップルです。
(動画はJonathan Ross Showに出たときのニック。小さい頃はイルカになるのが夢だった、となかなかの不思議ちゃん発言をしています。笑)
子役で成功してもその後がなかなか残念なことになる人も多い中、彼は着実なキャリアを積んでいますね。現在も精力的に仕事をしていて制作中の作品がいくつかあるので、経験と知名度を増やしつつ、ゆくゆくはBAFTAやオスカーのノミネート作品に関わってほしい。その実力がある人だと思うので。これからも色々なところでニックを観れるのが楽しみです!
23 March 2014
Upcoming Topics: エレノア・トムリンソンはポスト・キーラ・ナイトレイ?
『ジャックと天空の巨人』(Jack the Giant Slayer)を観ていて気になったのが、プリンセス・イザベル役のEleanor Tomlinson。1992年5月19日生まれ、ロンドン出身の女優さんです。
もともとはニコラス・ホルトとユアン・マクレガー目当てで観たかった映画なのですが、イザベル役の子かわいいなーと思って観ていたら、彼女、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラの毎日』(Angus, Thongs and Perfect Snogging)の主人公の親友ジェス役の子でした。
ちなみにこの『ジョージア~』は“ブリジッド・ジョーンズ”の妹版と言われている原作の映画版で、今やすっかりセクシーになったアーロン・ジョンソン(今はアーロン・テイラー=ジョンソン)が主人公が憧れるイケメン君役。このジャニーズばりのキラキラオーラが出ていた彼が、まさかこの数年後に年の差婚して2児のパパになるとは・・・。(笑)

話をエレノアに戻して、『ジョージア~』の時も細身の長身・ブロンドで美人オーラが出てましたが、大人っぽくなってすっかり美女になっててびっくり。ちょっとミランダ・カーに似てますね。ミランダは少しファニーフェイスだけど、エレノアはもうちょっと正統派美女といった感じ。
『ジョージア~』は大学の講義中に講師の先生が見せてくれた映画で、その先生がエレノアは昔のキーラ・ナイトレイに似てる気がするから、これから有名になるかも、と言っていたのを思い出しました。
『ジョージア~』を撮ったのは『ベッカムに恋して』(Bend it Like Beckham)の監督で、“主人公のきれいな親友”という起用の仕方はたしかにそっくり。『ジャックと天空の巨人』のイザベルも、冒険を求める勝気なお姫様な役どころが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのエリザベスと似てますし、これは本当にポスト・キーラになるかもしれません。
ちなみに、他の作品ではティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland)にも出演していました。
現在はUKのテレビドラマに何本か出演しているようです。映画の次回作は未定ですが、徐々に露出が増えてきているので、そのうちイギリス系の映画にひょこっと出てくるかもしれませんね。注目していきたいです。
もともとはニコラス・ホルトとユアン・マクレガー目当てで観たかった映画なのですが、イザベル役の子かわいいなーと思って観ていたら、彼女、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラの毎日』(Angus, Thongs and Perfect Snogging)の主人公の親友ジェス役の子でした。
ちなみにこの『ジョージア~』は“ブリジッド・ジョーンズ”の妹版と言われている原作の映画版で、今やすっかりセクシーになったアーロン・ジョンソン(今はアーロン・テイラー=ジョンソン)が主人公が憧れるイケメン君役。このジャニーズばりのキラキラオーラが出ていた彼が、まさかこの数年後に年の差婚して2児のパパになるとは・・・。(笑)


話をエレノアに戻して、『ジョージア~』の時も細身の長身・ブロンドで美人オーラが出てましたが、大人っぽくなってすっかり美女になっててびっくり。ちょっとミランダ・カーに似てますね。ミランダは少しファニーフェイスだけど、エレノアはもうちょっと正統派美女といった感じ。
『ジョージア~』は大学の講義中に講師の先生が見せてくれた映画で、その先生がエレノアは昔のキーラ・ナイトレイに似てる気がするから、これから有名になるかも、と言っていたのを思い出しました。
『ジョージア~』を撮ったのは『ベッカムに恋して』(Bend it Like Beckham)の監督で、“主人公のきれいな親友”という起用の仕方はたしかにそっくり。『ジャックと天空の巨人』のイザベルも、冒険を求める勝気なお姫様な役どころが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのエリザベスと似てますし、これは本当にポスト・キーラになるかもしれません。
ちなみに、他の作品ではティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland)にも出演していました。
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Eleanor(左) 現実世界でAliceにいじわるな態度を取るFiona役 |
16 March 2014
Sumの推しmen! #1:トム・ヒドルストン
この推しmen!コーナー、シリーズ化して行きたいと思います。(笑)
第一回目は『マイティー・ソー ダークワールド』(Thor: The Dark World)が記憶に新しい、Tom Hiddleston。

いかにも気品漂う英国紳士といった雰囲気のトム。
ロンドンの貴族の家系に生まれ、名門イートン校出身・ケンブリッジ大学ペンブローク・カレッジを最優秀の成績で出た後、王立演劇学校を卒業するという、とんでもない経歴の持ち主。彼のノーブルさは折り紙つきですね。
約187cmの長身で地毛はブロンドです。
そんな彼を一躍有名にしたのが、『Thor』シリーズのロキ。もともとソー役でオーディションを受けていたけれど、ケネス・ブラナー監督の意向でロキ役に抜擢されたのは有名なエピソードですが、ケネス、さすがとしか言えない配役です。

私はアベンジャーズから入って、その時はどうしてロキがここまで人気なのか分からなかったけれど、Thor第一作を観て納得。まんまと(笑)トム演じるロキの魅力にはまり、トム・ヒドルストン自身にもすっかり夢中になった1人です。
インタビュー等でも語られていますが、トムが演じたことにより、ロキというキャラクターが深化されたんだと思います。単なるヴィランではなく、家族に対する愛憎だったり自分自身への葛藤だったり、そうしたロキの複雑さを見事に表現しました。だからこそここまでロキが愛されるようになったんでしょうね。
Lokiのイメージが強いですが、他にも色々な作品に出ています。
たとえばスピルバーグの『戦火の馬』(War Horse)(カンバーバッチとも共演)やウディ・アレン作品『ミッド・ナイト・イン・パリ』(Midnight in Paris)。最近公開された『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』(Only Lovers Left Alive)では、ヴァンパイアを演じています。私もまだ観れていませんが、トムの繊細でセクシーな魅力が堪能できそう。
ちなみに私のオススメは『ミッドナイト・イン・パリ』のトム。なんとあのF・スコット・フィッツジェラルド役です。
トム演じるフィッツジェラルドが"Old Sport"と言うのがたまらない!
彼は相当踊れることでも有名。たびたび素晴らしいダンステクを披露してます。
文系なイメージがありますが、ケンブリッジ時代はラグビー選手だったそう。でも演技への情熱のために、ラグビーは諦めたとか。美男で文武両道なんて、神様は彼に色々と与えすぎ。
最後にクッキーモンスターと共演したキュートな動画をどうぞ!
トムが“セルフ・コントロール”のレッスンをしてくれます。
待った分おいしく感じるでしょ?となかなかSなことしてくれますね。でもクッキーモンスターと代わりたいと思った女子は多いはず。
第一回目は『マイティー・ソー ダークワールド』(Thor: The Dark World)が記憶に新しい、Tom Hiddleston。


いかにも気品漂う英国紳士といった雰囲気のトム。
ロンドンの貴族の家系に生まれ、名門イートン校出身・ケンブリッジ大学ペンブローク・カレッジを最優秀の成績で出た後、王立演劇学校を卒業するという、とんでもない経歴の持ち主。彼のノーブルさは折り紙つきですね。
約187cmの長身で地毛はブロンドです。
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that smile:) |
そんな彼を一躍有名にしたのが、『Thor』シリーズのロキ。もともとソー役でオーディションを受けていたけれど、ケネス・ブラナー監督の意向でロキ役に抜擢されたのは有名なエピソードですが、ケネス、さすがとしか言えない配役です。

私はアベンジャーズから入って、その時はどうしてロキがここまで人気なのか分からなかったけれど、Thor第一作を観て納得。まんまと(笑)トム演じるロキの魅力にはまり、トム・ヒドルストン自身にもすっかり夢中になった1人です。
インタビュー等でも語られていますが、トムが演じたことにより、ロキというキャラクターが深化されたんだと思います。単なるヴィランではなく、家族に対する愛憎だったり自分自身への葛藤だったり、そうしたロキの複雑さを見事に表現しました。だからこそここまでロキが愛されるようになったんでしょうね。
Lokiのイメージが強いですが、他にも色々な作品に出ています。
たとえばスピルバーグの『戦火の馬』(War Horse)(カンバーバッチとも共演)やウディ・アレン作品『ミッド・ナイト・イン・パリ』(Midnight in Paris)。最近公開された『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』(Only Lovers Left Alive)では、ヴァンパイアを演じています。私もまだ観れていませんが、トムの繊細でセクシーな魅力が堪能できそう。
ちなみに私のオススメは『ミッドナイト・イン・パリ』のトム。なんとあのF・スコット・フィッツジェラルド役です。
トム演じるフィッツジェラルドが"Old Sport"と言うのがたまらない!
彼は相当踊れることでも有名。たびたび素晴らしいダンステクを披露してます。
文系なイメージがありますが、ケンブリッジ時代はラグビー選手だったそう。でも演技への情熱のために、ラグビーは諦めたとか。美男で文武両道なんて、神様は彼に色々と与えすぎ。
最後にクッキーモンスターと共演したキュートな動画をどうぞ!
トムが“セルフ・コントロール”のレッスンをしてくれます。
待った分おいしく感じるでしょ?となかなかSなことしてくれますね。でもクッキーモンスターと代わりたいと思った女子は多いはず。
ホビット 竜に奪われた王国 - ファンタジーの真骨頂を観る
観てきました、The Hobbitトリロジー第2弾。

やはりピーター・ジャクソンが撮るLOTRシリーズこそファンタジーの真骨頂だな、と再確認させる出来でした。
ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターシリーズが相次いで映画化され、当時は一躍ファンタジーブームとなったわけですが、そのブームに乗って量産されたその手の映画は正直どれも微妙で、結局生き残ったのは火付け役の前者2作品。というのも、やっぱり2つともファンタジー作品としてとても優れてたからだと思います。
LOTRシリーズは、J.R.R.トールキンの原作がファンタジーの原点と呼ばれるほど素晴らしい作品であることはもちろん、それを見事に完全映画化したピーター・ジャクソン監督と制作スタッフの手腕が成せる技です。物語の世界観に負けない壮大なスケールの、息を呑むロケはシリーズの重要な“役者”のひとりとも言えますね。
このシリーズの難点といえば1作品が長いことですが、約3時間あることを感じさせない素晴らしいテンポ感でした。
構成としてはLOTRトリロジーと非常に似ていますね。どちらも1作目は物語の始まりということで説明っぽいところもありましたが、今回は、アクション満載で複数の話が同時進行する『二つの塔』(The two towers)同様、ガンダルフは(またもや)別行動、オーケンシールズも残る者と進む者に分かれ、行く先々でおこる戦いは激しさを増し、そして終盤はあのスマウグ(竜)との対決です。
前作は大勢のドワーフと1人のホビットだけだった物語も、今回はエルフと人間も加わり、ついにあの指輪と闇の勢力が邪悪な力を発揮しはじめます・・・
監督いわくビルボ役はマーティン・フリーマンしか考えられなかったそうですが、ほんとにはまり役だと改めて実感。正直者でちょっとおとぼけていて、小さな体に大きな勇気を持つビルボをばっちり演じ切っています。さすがベテラン。
今回から登場する新キャラ、バルドは続編でキーマンとなりそう。人間族代表として頑張ってほしいです。映画オリジナルキャラクターのタウリエルは闘う芯の強い女性。レゴラス、キーリとの三角関係も気になるところ。それにしてもどっちを選んでも種族か身分の違いというハードルがあるなんて大変。。
今回3Dで観賞したのですが、結論から言うと、3Dで観てよかった!
もともと私はあまり3Dって好きじゃなくて、当初なんでもかんでも3D上映することに疑問を感じていました。普段も基本2Dで観るタイプなのですが、今回は3Dの前評判も良く、せっかく大画面で観るのだからあのスケールを3Dで体験してみたい、と思って3Dに。
3Dの真髄は飛び出すことではなく奥行きだと思うのですが、この映画、まさにその奥行きがすばらしくリアルで、中つ国にすっかり入り込めます。年末に『ゼロ・グラビティ』をIMAXで観たとき、映画もついにここまできたかと思いましたが、今回も同じような衝撃を受けました。
3D映画も最初の頃の物珍しさから技術の乱用といった乱暴さがなくなり、だいぶ環境が整ってきたんですね。これからは3Dで観るべきものは迷わず3Dで観賞することにします。
最後にエド・シーランの歌う主題歌「I See Fire」。故郷への想いを歌う、ギターカッティングの美しい曲です。

やはりピーター・ジャクソンが撮るLOTRシリーズこそファンタジーの真骨頂だな、と再確認させる出来でした。
ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターシリーズが相次いで映画化され、当時は一躍ファンタジーブームとなったわけですが、そのブームに乗って量産されたその手の映画は正直どれも微妙で、結局生き残ったのは火付け役の前者2作品。というのも、やっぱり2つともファンタジー作品としてとても優れてたからだと思います。
LOTRシリーズは、J.R.R.トールキンの原作がファンタジーの原点と呼ばれるほど素晴らしい作品であることはもちろん、それを見事に完全映画化したピーター・ジャクソン監督と制作スタッフの手腕が成せる技です。物語の世界観に負けない壮大なスケールの、息を呑むロケはシリーズの重要な“役者”のひとりとも言えますね。
このシリーズの難点といえば1作品が長いことですが、約3時間あることを感じさせない素晴らしいテンポ感でした。
構成としてはLOTRトリロジーと非常に似ていますね。どちらも1作目は物語の始まりということで説明っぽいところもありましたが、今回は、アクション満載で複数の話が同時進行する『二つの塔』(The two towers)同様、ガンダルフは(またもや)別行動、オーケンシールズも残る者と進む者に分かれ、行く先々でおこる戦いは激しさを増し、そして終盤はあのスマウグ(竜)との対決です。
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カンバーバッチとフリーマンのSHERLOCKコンビもみどころ。さすが息ぴったり。 |
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レゴラスの再登場はLoRファンには嬉しいところ。相変わらず麗しい。(私はアラゴルン派だけど笑) |
今回から登場する新キャラ、バルドは続編でキーマンとなりそう。人間族代表として頑張ってほしいです。映画オリジナルキャラクターのタウリエルは闘う芯の強い女性。レゴラス、キーリとの三角関係も気になるところ。それにしてもどっちを選んでも種族か身分の違いというハードルがあるなんて大変。。
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紅一点、近衛隊長のタウリエル。凛としていて綺麗。 |
もともと私はあまり3Dって好きじゃなくて、当初なんでもかんでも3D上映することに疑問を感じていました。普段も基本2Dで観るタイプなのですが、今回は3Dの前評判も良く、せっかく大画面で観るのだからあのスケールを3Dで体験してみたい、と思って3Dに。
3Dの真髄は飛び出すことではなく奥行きだと思うのですが、この映画、まさにその奥行きがすばらしくリアルで、中つ国にすっかり入り込めます。年末に『ゼロ・グラビティ』をIMAXで観たとき、映画もついにここまできたかと思いましたが、今回も同じような衝撃を受けました。
3D映画も最初の頃の物珍しさから技術の乱用といった乱暴さがなくなり、だいぶ環境が整ってきたんですね。これからは3Dで観るべきものは迷わず3Dで観賞することにします。
最後にエド・シーランの歌う主題歌「I See Fire」。故郷への想いを歌う、ギターカッティングの美しい曲です。
15 March 2014
Brit Awards 2014 感想
いろいろ間空いちゃってますが、やっと書けます!ブリット・アウォーズ感想。


1年で一番楽しみにしている賞といっても過言ではない、BRITs。私は毎年2月になるとそわそわし始めます。(笑)
早速winnersのフル・リストから。
British Male Solo Artist - David Bowie
British Female Solo Artist - Ellie Goulding
British Group - Arctic Monkeys
British Breakthrough Act - Bastille
British Single - "Waiting All Night" by Rudimental ft. Ella Eyre
British Album Of The Year - AM by Arctic Monkeys
Best Video – One Direction
International Male Solo Artist - Bruno Mars
International Female Solo Artist - Lorde
International Group - Daft Punk
Global Success - One Direction
Critics' Choice - Sam Smith
British Producer Of The Year - Flood & Alan Moulder
ブルーノ・マーズはInternational Male Solo Artistを取って、その後すぐに「Treasure」をパフォーマンス。
British Female Solo Artist - Ellie Goulding
British Group - Arctic Monkeys
British Breakthrough Act - Bastille
British Single - "Waiting All Night" by Rudimental ft. Ella Eyre
British Album Of The Year - AM by Arctic Monkeys
Best Video – One Direction
International Male Solo Artist - Bruno Mars
International Female Solo Artist - Lorde
International Group - Daft Punk
Global Success - One Direction
Critics' Choice - Sam Smith
British Producer Of The Year - Flood & Alan Moulder
取るべきところが取った、という感じですね。基本的に異存なし。
まずはアークティック・モンキーズのパフォーマンスからスタート。
燃え盛る“AM”の文字を前に「R U Mine?」を演奏。このパフォーマンス、個人的には数ある彼らの今年の演奏の中でそこまで特筆するような内容ではなかったように感じます。あと、いきなりすぎるというか意外とあっさり終わった感はありましたね。今年の英音楽界を象徴する存在でありながら、え?もうパフォーマンスするの?あれ、これで終わり??みたいな。(笑)
バンドとのシンクロ・ダンスがキュートでカッコイイ。
スーパー・ボウルの時も思ったけど、彼のパフォーマンスは本当に楽しい!見ている人を無条件にハッピーにする力がありますね。そうゆう点はケイティ・ペリーも同じだと思います。本人が何よりも楽しんでいるのが伝わってくるし、ファンに楽しんでもらいたいという気持ちが、彼らは人一倍強いんでしょうね。
最高にクールだった、ディスクロージャーとロードのコラボ。
かねてからコラボが噂されていましたが、実現してよかった。
White noiseへの転換も良いです。衣装が黒と白で対照的なのも印象に残りました。
ところで、LordeがInternational Female Solo Artistを受賞した時すごく嬉しそうだったのが、いつもクールなアティチュードの彼女とは違って、なんだかすごく可愛らしかった。
締めを飾ったのは、各アウォードにひっぱりだこのファレルとナイル・ロジャース。
もう今シーズンは耳たこレベルで聞いていますが、何度聞いても良い!
ダフト・パンクが欠席だったのは非常に残念。。
パフォーマンス以外の話題といえば・・・
歌わなくても注目の的な5人。
私、1Dは(シングル曲は割と好きだけど)アルバムがいまいちピンとこなくて、音楽的にはそこまで惹かれないけれど、彼らの魅力はわかる。ボーイズらしいやんちゃさがありつつ礼儀正しいし、みんな仲がいいなぁっていうのが伝わってくる。5人の持つキャラクター、魅力的だと思います。このスピーチもメンバーそれぞれの特徴が出ててすごく愛らしい。(笑)
プレゼンターとして登場。
ノエル、なんかやせた?やたら颯爽としててかっこよかったんですけど!
ボウイとケイトそっちのけで言いたかったのはそれだけです。(笑)
そして、やっぱりこのスピーチ。
この"That Rock'n'roll"スピーチ、最初に聞いたときは思わずニヤニヤしちゃいました。聞いてるこっちがこっ恥ずかしいw
今やAlexもエルビスヘアーできめてセックスシンボル化してますが、私的にアークティックってそれでも垢抜けきれていないというか、クスっとする部分があって、それがまた良いところなんですけど、このスピーチもまさにそんな感じ。一部で酔いどれスピーチなんて言われてるけど、これ通常運転だと思います。(笑) 彼の書く詩からも分かりますが、Alexは言葉選びのセンスが飛びぬけていて、その独特のセンスを感じるスピーチでした。
スーパー・ボウルの時も思ったけど、彼のパフォーマンスは本当に楽しい!見ている人を無条件にハッピーにする力がありますね。そうゆう点はケイティ・ペリーも同じだと思います。本人が何よりも楽しんでいるのが伝わってくるし、ファンに楽しんでもらいたいという気持ちが、彼らは人一倍強いんでしょうね。
最高にクールだった、ディスクロージャーとロードのコラボ。
かねてからコラボが噂されていましたが、実現してよかった。
White noiseへの転換も良いです。衣装が黒と白で対照的なのも印象に残りました。
ところで、LordeがInternational Female Solo Artistを受賞した時すごく嬉しそうだったのが、いつもクールなアティチュードの彼女とは違って、なんだかすごく可愛らしかった。
締めを飾ったのは、各アウォードにひっぱりだこのファレルとナイル・ロジャース。
もう今シーズンは耳たこレベルで聞いていますが、何度聞いても良い!
ダフト・パンクが欠席だったのは非常に残念。。
パフォーマンス以外の話題といえば・・・
歌わなくても注目の的な5人。
私、1Dは(シングル曲は割と好きだけど)アルバムがいまいちピンとこなくて、音楽的にはそこまで惹かれないけれど、彼らの魅力はわかる。ボーイズらしいやんちゃさがありつつ礼儀正しいし、みんな仲がいいなぁっていうのが伝わってくる。5人の持つキャラクター、魅力的だと思います。このスピーチもメンバーそれぞれの特徴が出ててすごく愛らしい。(笑)
プレゼンターとして登場。
ノエル、なんかやせた?やたら颯爽としててかっこよかったんですけど!
ボウイとケイトそっちのけで言いたかったのはそれだけです。(笑)
そして、やっぱりこのスピーチ。
この"That Rock'n'roll"スピーチ、最初に聞いたときは思わずニヤニヤしちゃいました。聞いてるこっちがこっ恥ずかしいw
今やAlexもエルビスヘアーできめてセックスシンボル化してますが、私的にアークティックってそれでも垢抜けきれていないというか、クスっとする部分があって、それがまた良いところなんですけど、このスピーチもまさにそんな感じ。一部で酔いどれスピーチなんて言われてるけど、これ通常運転だと思います。(笑) 彼の書く詩からも分かりますが、Alexは言葉選びのセンスが飛びぬけていて、その独特のセンスを感じるスピーチでした。
賞の結果も納得だし、どのパフォーマンス素晴らしかったし、見ていて気持ちが良かったです。
ただ一点気になったとすれば、パフォーマンスのラインナップとノミニーに若干ずれがあったところでしょうか。パフォーマンスにはケイティやブルーノ、ビヨンセといったアメリカのポップシーン代表格を招いているのに対して、賞自体は思い切りBritishですからね。いや、BRITsだから当たり前なんだけど、、特にビヨンセはちょっと謎だったなあ。
みんな好きなアーティストなので見ていて楽しかったから良いんですけどね。BRITsはやっぱり最高ですね。来年も楽しみ。
ただ一点気になったとすれば、パフォーマンスのラインナップとノミニーに若干ずれがあったところでしょうか。パフォーマンスにはケイティやブルーノ、ビヨンセといったアメリカのポップシーン代表格を招いているのに対して、賞自体は思い切りBritishですからね。いや、BRITsだから当たり前なんだけど、、特にビヨンセはちょっと謎だったなあ。
みんな好きなアーティストなので見ていて楽しかったから良いんですけどね。BRITsはやっぱり最高ですね。来年も楽しみ。
13 March 2014
フジロック第2弾発表とフォスター・ザ・ピープルの新譜
今年のフジロックのラインナップがすでに大変なことに。
Damon Albarn, Lorde, Franz Ferdinand, Bombay Bicycle ClubにFoster The People...
まだ第2弾発表にして、相当熱いですね。
そして今月18日にリリースされるFoster The Peopleのニューアルバム『Supermodel』。

一足早く全曲視聴しましたが、前作と比べてギターロック寄りな感じだなぁと聴いていると、終盤にかけて壮大なスケール感で展開されます。ファーストのポップでシニカルなエレクトロ・ギター・チューンとはまた違った、少し落ち着いた雰囲気。
歌詞などまだじっくりと聴けてはいないのですが、そんな印象を受けました。
Foster The People - Coming of Age
新しいMVも公開されましたが、私はなんとなくこっちのバージョンが好き。
Damon Albarn, Lorde, Franz Ferdinand, Bombay Bicycle ClubにFoster The People...
まだ第2弾発表にして、相当熱いですね。
そして今月18日にリリースされるFoster The Peopleのニューアルバム『Supermodel』。

一足早く全曲視聴しましたが、前作と比べてギターロック寄りな感じだなぁと聴いていると、終盤にかけて壮大なスケール感で展開されます。ファーストのポップでシニカルなエレクトロ・ギター・チューンとはまた違った、少し落ち着いた雰囲気。
歌詞などまだじっくりと聴けてはいないのですが、そんな印象を受けました。
Foster The People - Coming of Age
新しいMVも公開されましたが、私はなんとなくこっちのバージョンが好き。
4 March 2014
Oscars 2014 red carpet
今年のオスカー、割と予想通りだったのではないでしょうか。『アメリカン・ハッスル』に関しては、ゴールデン・グローブであれだけ勢いがついていただけに、蓋を開けてみれば無冠というのが意外でした。でもそれ以外は全体的に納得感がありました。『ゼロ・グラビティ』は最多7部門、やっぱり強かった。
賞の感想はまた別記事で書くことにして、まずはレッドカーペットから。
今年は群を抜いてこのスタイルが好き!というのはなかったけれど、逆に甲乙つけがたかったです。悩んだ末に私のお気に入りドレッサーはこの3人。
Sandra Bullock in Alexander McQueen

このネイビーというか、ディープ・ブルーのカラーチョイスが素敵です。『Gravity』の宇宙を彷彿とさせる色だなあと思いました。
程よい光沢感も綺麗だし、イヤーカフとブレスレットだけというミニマルなアクセサリーが、サンドラの堂々として落ち着いたアティチュードを引き立てていると思います。若手がこれをやっちゃうと地味、で終わってしまう気がするけど、貫禄のある彼女ならではの上品な着こなしだと思います。
Emma Watson in Vera Wang

一見、地味かなとも思ったんですが、レッドのルージュと、それからなんといってもヘアスタイルがすごく素敵!エマはこうゆう大人っぽい着こなしが上手ですよね。まだ23歳なんだから、もっと若々しい感じでも良いのにとも思うけど、とにかくエレガントで素敵なので。
ヘアはこんな感じで、編みこんであってかわいい。前髪を少しゆるめに下ろしているのも良いです。
Jennifer Lawrence in Dior

そしてやっぱりJ-Lawかな。同い年の2人だけど、エマとは対照的ですね。J-Lawは若手らしいフレッシュでビビッドなレッドです。
ブロンドのオールバックヘアと相まって、華やかだけど潔い感じで、男前で(笑)勢いのある今のJ-Lawを象徴するようなスタイリングだと思います。
ケイト・ブランシェットのビジューなドレスも素敵だったし、ルピタ・ニョンゴのディズニープリンセスみたいなペイルブルーのドレスもロマンチックで迷ったんですけど。。。
この3人もたまたまそうですが、今年はマーメイドシルエットが多かった気がします。色はホワイトですね。私が選んだ3スタイルはカラフルだったけど。
メンズの方も選びたいんですけど、時間がないので今日はここまで。
賞の感想はまた別記事で書くことにして、まずはレッドカーペットから。
今年は群を抜いてこのスタイルが好き!というのはなかったけれど、逆に甲乙つけがたかったです。悩んだ末に私のお気に入りドレッサーはこの3人。
Sandra Bullock in Alexander McQueen

このネイビーというか、ディープ・ブルーのカラーチョイスが素敵です。『Gravity』の宇宙を彷彿とさせる色だなあと思いました。
程よい光沢感も綺麗だし、イヤーカフとブレスレットだけというミニマルなアクセサリーが、サンドラの堂々として落ち着いたアティチュードを引き立てていると思います。若手がこれをやっちゃうと地味、で終わってしまう気がするけど、貫禄のある彼女ならではの上品な着こなしだと思います。
Emma Watson in Vera Wang

一見、地味かなとも思ったんですが、レッドのルージュと、それからなんといってもヘアスタイルがすごく素敵!エマはこうゆう大人っぽい着こなしが上手ですよね。まだ23歳なんだから、もっと若々しい感じでも良いのにとも思うけど、とにかくエレガントで素敵なので。

Jennifer Lawrence in Dior

そしてやっぱりJ-Lawかな。同い年の2人だけど、エマとは対照的ですね。J-Lawは若手らしいフレッシュでビビッドなレッドです。
ブロンドのオールバックヘアと相まって、華やかだけど潔い感じで、男前で(笑)勢いのある今のJ-Lawを象徴するようなスタイリングだと思います。
ケイト・ブランシェットのビジューなドレスも素敵だったし、ルピタ・ニョンゴのディズニープリンセスみたいなペイルブルーのドレスもロマンチックで迷ったんですけど。。。
この3人もたまたまそうですが、今年はマーメイドシルエットが多かった気がします。色はホワイトですね。私が選んだ3スタイルはカラフルだったけど。
メンズの方も選びたいんですけど、時間がないので今日はここまで。
3 March 2014
NME Awards 2014 ― 結果とざっくり感想
ブリット・アウォーズに続いてやってくる賞といえばこちら。

Britsとはまた趣向が異なりますが、こっちもUKミュージックシーンの風物詩です。
早速Winnersリストです。
- Godlike Genius - Blondie
- Songwriters' Songwriter - Paul McCartney
- Award For Innovation - Damon Albarn
- Teenage Cancer Trust Outstanding Contribution to Music Award - Belle & Sebastian
- Best British Band supported by Windows Phone - Arctic Monkeys
- Best International Band supported by Austin, Texas - Haim
- Best Solo Artist - Lily Allen
- Best New Band supported by Mossimo - Drenge
- Best Live Band supported by Gig Buddy - Arctic Monkeys
- Best Album supported by PS4 InFAMOUS Second Son - Arctic Monkeys, 'AM'
- Best Track supported by Blackstar Amps - Disclosure, 'White Noise'
- Best Music Video supported by Domino's - Eagulls, 'Nerve Endings'
- Best Festival - Glastonbury
- Best TV Show - Breaking Bad
- Best Music Film - Made Of Stone
- Philip Hall Radar Award supported by Monster Headphones - Fat White Family
- Best Reissue - he Clash, 'Sound System'
- Best Band Blog Or Twitter - Alana Haim, Haim
- Best Book - Morrissey, Autobiography
- Best Small Festival - Swn
- Best Fan Community - Arctic Monkeys
- Music Moment Of The Year - Noel and Damon come together for Teenage Cancer Trust
- Worst Band - The 1975
- Hero Of The Year - Alex Turner
- Villain Of The Year - Harry Styles
趣向が思いきり偏ってるのを包み隠さず出すのがNMEがNMEたる所以ですね。
Music Moment of the Yearとか(鉄板のブラーとオアシスネタ)。個人的には全面的に同意見だけど;P
さて、ここでAward for Innovationを受賞したデーモン・アルバーンの受賞コメントをどうぞ。
"NME terrified me when I was younger. They were the second people, after Sounds, to write about Blur. It meant so much to me when that happened. Most of you in this room don't know that there was a world before the internet. There was NME and there was Top Of The Pops. That was it. If I'm honest I still really care what NME thinks of me."
さて、ここでAward for Innovationを受賞したデーモン・アルバーンの受賞コメントをどうぞ。
"NME terrified me when I was younger. They were the second people, after Sounds, to write about Blur. It meant so much to me when that happened. Most of you in this room don't know that there was a world before the internet. There was NME and there was Top Of The Pops. That was it. If I'm honest I still really care what NME thinks of me."
このコメント、ちょっと複雑だなあと思って見てました。Oasis vs Blurを書き立てたのは他でもないNMEでしたからね。(とはいえ私は当時のことは実体験としては知らないんだけども。)デーモン、そしてブラーはブリットポップっていう縛りにかなり苦しんだわけだし、これはなかなかリアルなコメントだなと。もちろんもう昔の話でキャリア的にも振り切れてるだろうけど。
お気に入りのショット(&キャプション)で締めます。
Beatlebum #NMEAwards pic.twitter.com/D01c7m1n1L
— Windows Phone UK (@WindowsPhoneUK) February 26, 2014
2 March 2014
リアム・ギャラガーのツイートと最近のOasis周辺事情
私が5年くらい前にツイッターを始めた理由は、OasisのLiamをフォローしたかったからなんですが、数日前、ビーディー・アイがコーチェラキャンセルしますっていうのと、リアムのツイートをたまたまリアルタイムで見かけました。
それが確か夜で、次の日の早朝に日本でもニュースにあがってました。
でも正直、それは(とりあえずしばらくは)ないだろうなあと思って見てました。もちろん、Oasisファンとしてはreunionを切に願ってるけど、ノエルはずーっと否定してるし、そもそもしょっちゅうケンカしてて解散の危機があったにもかかわらず続いてたバンドが、2009年にとうとう終わってしまったわけだから、今までのケンカとは訳が違ったんだろうし(ノエルもそう言ってたけれど)。だからそう簡単には元には戻らないだろうなって。
案の定、キャンセルの理由はマネージャーと契約を終了したからということが明らかになって、さらに(オアシス復活説を蹴散らす)極めつけのツイート。
それにしてもOasis reunionをいたずらに煽るようなレーベルのやり方はちょっとどうかと思う。Definitely Maybe発売から20周年(!)は確かにビッグなことだし、絶好の宣伝チャンスだけど、あなたたち(レーベル側)まだどれだけ儲けたいわけ?って思っちゃう。音楽業界いま厳しいからしょうがないのかもしれないけど、なんかそうゆういやらしさを感じさせられるのは嫌ですね。
それが確か夜で、次の日の早朝に日本でもニュースにあがってました。
HOW CAN YOU REMASTER SOMETHING THATS ALREADY BEING MASTERED.DONT BUY INTO IT.LET IT BE LG X
— Liam Gallagher (@liamgallagher) March 1, 2014
つい先日Oasis公式がインスタグラムに意味深なポストをして、その後それが各アルバムのリマスター盤発売だと判明しましたが、それもあってかここ最近ツイッターではOasis reunionの文字を見かけるようになって。それでビーディー・アイがコーチェラキャンセルのアナウンスをしたことで、オアシス再結成説をつぶやく人がますます増えて。でも正直、それは(とりあえずしばらくは)ないだろうなあと思って見てました。もちろん、Oasisファンとしてはreunionを切に願ってるけど、ノエルはずーっと否定してるし、そもそもしょっちゅうケンカしてて解散の危機があったにもかかわらず続いてたバンドが、2009年にとうとう終わってしまったわけだから、今までのケンカとは訳が違ったんだろうし(ノエルもそう言ってたけれど)。だからそう簡単には元には戻らないだろうなって。
案の定、キャンセルの理由はマネージャーと契約を終了したからということが明らかになって、さらに(オアシス復活説を蹴散らす)極めつけのツイート。
IT'LL BE ME AS IN LG THAT THROWS IN THE TOWEL NOT SOME ROADIE FROM THE 80s X
— Liam Gallagher (@liamgallagher) February 28, 2014
兄貴へのディスりもしっかりと忘れず。(笑)それにしてもOasis reunionをいたずらに煽るようなレーベルのやり方はちょっとどうかと思う。Definitely Maybe発売から20周年(!)は確かにビッグなことだし、絶好の宣伝チャンスだけど、あなたたち(レーベル側)まだどれだけ儲けたいわけ?って思っちゃう。音楽業界いま厳しいからしょうがないのかもしれないけど、なんかそうゆういやらしさを感じさせられるのは嫌ですね。
ところで当の本人達ですが、40過ぎたいい大人が、未だに兄弟喧嘩(しかもなかなか幼稚。笑)しているっていうのもいい加減どうにかしてほしいけど・・・それがギャラガーブラザーズだから仕方ないですね。何十年かかってもいいから、いつかまた同じステージに立つ姿を見たいな。私は気長に待ちますよ。
「プライベート・ユートピア ここだけの場所」―東京駅ナカにあふれる、Britishな空気
初投稿でいきなり、なかなかコアな話ですが・・・
東京ステーションギャラリーにて開催されている、ブリティッシュ・カウンシル主催のイギリス現代アート展「プライベート・ユートピア ここだけの場所」に行ってきました。
私はふだん、実はあまり現代アート展には足を運ばないほう。留学中もルネッサンスやバロックなどのearly-modernの美術史を取っていたから、正直、現代アートにはあかるくありません。
でも、現在のUKアーティスト達の作品が、日本で一堂に会する機会はそうないことなので、これは逃しちゃだめだ!思って行ってきました。
一言で感想を言うとしたら、The Britishなパワーに溢れていてとっても刺激的。ひさしぶりにUKのリアルな魂を感じたというか。
イギリスに暮らしていれば現代の「アート」に出会わないというのはまず不可能だし、ロンドン/ブリストルのギャラリーをふらふらすることもあったので、あの英国独特のセンス(シニカルさ、スタイリッシュ、俯瞰的なアティチュード、ちょっとヘンテコででも思わずクスっと笑ってしまう・・・)を感じて、なんだかとても懐かしい気分になりました。ああ、この感じ!ってみててすごく楽しくなってきちゃった。(笑)
いつも日本で美術展を見てると、海外のミュージアムやギャラリーとは見せ方とはやっぱりなんか違うんだよなあと感じてしまうのだけど、今回は自分が東京にいることをすっかり忘れてしまうくらい、Britishな空気に溢れていて、どっぷり浸かれた。
Youtubeではブリティッシュカウンシルがこの企画展に関するムービーをたくさんアップされてるので、さらに楽しめます。
私はさっきまでこのギャラリートークをじっくりみてました。↓(1時間強あるけど聞き入っちゃう)
ちなみに、ブリティッシュカウンシルの公式(英語)では、Visual Artsというページがあってネット上で作品が見られます。プライベート・ユートピアのアーカイブがあるので予習&復習がしっかりできちゃいます。
私が気になった作品をいくつかピックアップ。
・'GREEN + BLUE = CYAN by Anna Barriball
東京ステーションギャラリーにて開催されている、ブリティッシュ・カウンシル主催のイギリス現代アート展「プライベート・ユートピア ここだけの場所」に行ってきました。
私はふだん、実はあまり現代アート展には足を運ばないほう。留学中もルネッサンスやバロックなどのearly-modernの美術史を取っていたから、正直、現代アートにはあかるくありません。
でも、現在のUKアーティスト達の作品が、日本で一堂に会する機会はそうないことなので、これは逃しちゃだめだ!思って行ってきました。
一言で感想を言うとしたら、The Britishなパワーに溢れていてとっても刺激的。ひさしぶりにUKのリアルな魂を感じたというか。
イギリスに暮らしていれば現代の「アート」に出会わないというのはまず不可能だし、ロンドン/ブリストルのギャラリーをふらふらすることもあったので、あの英国独特のセンス(シニカルさ、スタイリッシュ、俯瞰的なアティチュード、ちょっとヘンテコででも思わずクスっと笑ってしまう・・・)を感じて、なんだかとても懐かしい気分になりました。ああ、この感じ!ってみててすごく楽しくなってきちゃった。(笑)
いつも日本で美術展を見てると、海外のミュージアムやギャラリーとは見せ方とはやっぱりなんか違うんだよなあと感じてしまうのだけど、今回は自分が東京にいることをすっかり忘れてしまうくらい、Britishな空気に溢れていて、どっぷり浸かれた。
Youtubeではブリティッシュカウンシルがこの企画展に関するムービーをたくさんアップされてるので、さらに楽しめます。
私はさっきまでこのギャラリートークをじっくりみてました。↓(1時間強あるけど聞き入っちゃう)
ちなみに、ブリティッシュカウンシルの公式(英語)では、Visual Artsというページがあってネット上で作品が見られます。プライベート・ユートピアのアーカイブがあるので予習&復習がしっかりできちゃいます。
私が気になった作品をいくつかピックアップ。
・'GREEN + BLUE = CYAN by Anna Barriball
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